ゾロ夢小説
□嘘つき
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ル「なおったーー!」
ルフィは直った麦わら帽子を嬉しそうに撫でる。
ナ「応急処置よ。穴を塞いだだけ。」
つ「ナミさんお裁縫上手なんですね。」
ナ「まぁ、簡単なやつだけね。あ!強く突いたりしないでよ?」
ル「いやー!全然わかんねぇよ!ありがとうナミ!」
そう言って帽子を突くルフィ。
案の定穴が開いてしまう。
ナ「人の話を聞け!!!」
そう言って針でおでこを刺す。
つ「ぷぷぷ!!」
ル「針で刺すなよ!!」
わーきゃーわーきゃー騒ぐ2人。
ゾ「うっせえなぁ。昼寝もできないだろ。」
ル「だってナミがよぉ!!」
ナ「あんたが悪いのよ!!」
つ「まぁまぁ。ルフィさんナミさんに謝ってもう一回縫ってもらいましょう。」
ル「むー!」
渋々謝るルフィ。
ナミも渋々縫い直す。
つ「次からは突かないでくださいね?」
ル「・・・わかった!それよりさ。」
つ「ん?」
ル「俺のことはルフィって呼び捨てでいい!俺たちは仲間なんだ!気を使うことないだろ?お前、なんか距離がある感じがするぞ。」
つ「あ。す、すみません。」
ルフィは黙ってつぐみを見つめる。
つ「・・・ごめん。ル、ルフィ。」
するとニッコリ笑うルフィ。
ル「それでいい!」
ゾ「俺もゾロでいい。」
ナ「私も呼び捨てでいいわよ!」
つ「は、はい!」
すると、ゾロがつぐみに問いかける。
ゾ「おいつぐみ。暇だから何か変身してくれよ。なんでもなれるんだろ?」
つ「え?なれます・・・なれるけど。」
ル「そうだ!暇だから猫になってみろよ!」
つ「う、うん。」
そう言って猫になるとつぐみ。
ゾ「おお!猫だ!」
ナ「なに。あんた、男のくせに猫好きなの?」
ゾ「・・・お、男とか関係ないだろ。」
そう言ってつぐみの首元を撫でる。
つ「ニャー!」
ゾ「ふっ。」
ル「じゃあさ!また恐竜になってくれよ!!」
ナ「こんなとこで変身されたら船沈むでしょ!!」
ル「あーそうか。」
ルフィは少し残念そうだ。
つ「じゃあ、プテラノドンならいいでしょ!」
そう言って船の上でジャンプすると、その空中でプテラノドンに変身する。
ゾ「あ。」
ゾロは少し残念そうだ。
ル「おおおお!すげー!!!最中乗せてくれよ!」
つ「いいよ!」
そう言って船の横らへんで飛び続けるつぐみ。
つ「乗って!」
ル「ひゃっほーーーい!」
空高く飛んでご機嫌なルフィ。
ナ「はぁ、能天気ね。」
ゾ「・・・。」
ナ「猫がいなくなって寂しいの?海賊狩りさん。」
ゾ「そ、そんなわけないだろ!」
ナ「はいはい。そういうことにしておくわ。」