ゾロ夢小説

□出会い
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その間に、つぐみは大きなコンドルになりその背中にゾロを乗せてナミのところへ急ぐ。

ナ「キャーー!」

ナミはバラバラになったバギーから逃げ回っていた。

つ「ナミさん!!」

つぐみはバギーとナミの間に降り立つ。

ゾ「お前、大丈夫なんじゃなかったのか?」

そう言って、ナミの背後からナイフを持ったバギーの手を刀ではね返す。

ナ「う、後ろからも・・・。」

すると、ルフィの足が伸びてくる。

ル「相手は俺だっていってるだろ!!」

ゾ「あぶね!」

ゾロはつぐみとナミをはじに引っ張る。

その蹴りは見事命中。

ル「今のとどめは町長のおっさんのけりだと思え!」

ナ「あ、ありがとう・・・助かったわ。」

ル「うん!気にすんな!」

ゾ「お前な、それやるときは周りを気にしろよ。」

ル「悪い悪い!」

バギーを見るとバラバラになったバギーが倒れていた。

その間に海図を奪うルフィ。

ル「よし!手に入れたぞ『偉大なる航路』の海図!」

バ「おい、待てクソゴム。」

ル「げ、まだ生きてる。」

バ「集まれ!バラバラパーツ!!」

しかし集まったのは両手両足だけ、胴体は戻ってこなかった。

ナ「探してるのはこれ?」

ナミの足元には縄でくくられたバギーの体があった。

バ「うげ!俺のパーツ!!」

ル「はっはっは!さすが泥棒!あとは任せろ!」

そう言って小さなバギーをゴムゴムのバズーカーで吹き飛ばす。

バ「ああああ!!」

キラーンと遠くまで飛んで行った。

ル「勝った!!」

だが、麦わら帽子を見て少し暗い顔になるルフィ。

ナ「そんなに大切なの?その帽子。」

ル「ああ、でもまぁいいや。まだかぶれるし!」

つ「そろそろ町長さんも起こさないと。」

ル「あ!そうだな!」

すると、後ろから大量の人がやってくる。

「あ!町長!!」

「何てことだしっかりしてください!」

どうやら町民のようだ。

ル「あ、ごめん。そのおっさんは俺がぶっ倒した。」

つ「ちょ、ちょっと!」

ナ「誤解されるじゃない!」

すると町民は武器を手にする。

「お前ら!何者だ!まさか海賊か?!」

ル「おう!海賊だ!」

つ「ちょっとー!」

ナ「ばか!!!」

ゾ「はっはっは!!」

ナ「なんで言うのよ!」

ル「だって、本当だろ?」

その返しにため息をつくナミ。

ル「逃げろ!!」

だが町民は追ってくる。

ル「いい町だな!」

ナ「え?」

ル「町長のおっさん1人のためにあんなにみんなが怒ってる。」

ナ「・・・。」

つ「こっちに!」

路地に逃げ込む4人。

そこにはシュシュがいた。

「おいシュシュ!そこをどけ!」

町民を食い止めてくれているようだ。

なんとか港に着く。

ナ「はー怖かった。」

つ「シュシュのおかげで逃げきれましたね。」

ル「お!これがお前の船か!かっけーなー!」

ナ「そう?馬鹿な海賊から奪ったのよ。」

すると船の中に3人待ち伏せていた。

ナ「あ。」

それは、その船を奪われた3人だった。

「ここに居れば帰ってくると思ったぜ!」

ル「知り合いか?」

ナ「まぁ・・・ちょっとね。」

「ちょっとじゃねぇ!因縁の仲さ!!」

つ「仕方ない・・・。」

ゾ「ん?」

つぐみは物陰に隠れる。

「仲間もいたのか。一緒にお仕置きしてやんなきゃ・・・!?」

その3人の目に映ったものは大きな大きな恐竜だった。

つ「グギャアアア!!」

「ギャーー!」

「でたーーー!」

そう言って慌てて逃げていく3人。

ル「おおおおおお!!恐竜!!!」

ゾ「でけーな!」

ナ「なんでもなれちゃうのね・・・。」

つ「さぁ!早く行きましょう!」

そう言って元の姿に戻る。

ル「おう!!」

そう言ってルフィが乗ってきた小船とナミが奪った船を出航させる。

その時。

ブ「おいまて!小童ども!!」

ル「町長のおっさん。」

ブ「・・・すまん!!恩にきる!!」

その目からは涙が溢れていた。

ル「気にすんな!楽に行こう!!」

ブードルは船が遠くなるまでルフィ達を見送った。

ブ「言葉もないわ・・・。」
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