アーロン夢小説 ★完結★
□スフィア
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しばらく歩くと、メイチェンが避雷塔の近くで休んでいた。
メ「おや。ユウナ様、マリア様。お元気そうで。」
どうもと頭をさげるユウナとマリア。
テ「おっちゃん、こんなところにいて大丈夫なのかよ。」
メ「ほっほっほ。運動神経には自信がありますわい。」
ル「でも、気をつけてくださいね。」
メ「優しいお言葉感謝します。そういえばマリア様。」
マ「そんな、様なんてつけなくていいですって。」
メ「あたしがそうお呼びしたいのです。それより、ミヘン・セッション、とても素晴らしいお力でした。」
マ「あ、ありがとうございます。」
メ「やはり、祖母の言っていた事は本物の様ですな。」
テ「あ!言い伝えってやつか!」
ティーダはメイチェンに会った時のことを思い出す。
メ「さよう。あたしはミヘン・セッションを見て確信いたしました。そうだ、これをマリア様にお渡ししなくては。」
メイチェンはゴソゴソと何かを取り出す。
マ「これ・・・は?」
受け取ると木箱の中にブレスレットが入っていた。
メ「こちらは祖母から渡されたものでしてな、その言い伝えの方が持っていたものらしいのです。」
マ「でも、お祖母様の物を私に・・・。」
メ「いいのです。そのブレスレットもマリア様につけて貰えば喜ぶと思いますので。」
そう言われてその場でブレスレットをつけてみる。
ワ「昔のものなのにすげー綺麗だな。」
ワッカはブレスレットを見て言う。
リ「きゃあ!!!もーーー!早くここ抜けようよー!」
リュックは雷に驚きながら言う。
メ「ほっほっほ。時間を取らせてしまったようで。」
マ「いえ、あの。ありがとうございます。」
マリアはブレスレットをさすりながら言う。
メ「いえいえ。それではユウナ様、マリア様、道中お気をつけて。」
マ「はい。失礼します。」
ユ「メイチェンさんもお気をつけて。」
ペコっと頭を下げて先へと急ぐ。
雷平原は長くいつまでも続くかと思うくらいだった。
すると避雷塔の下に今度はシェリンダがいた。
先に行ったティーダが話しかける。
シェ「あ、おつかれさまです!」
テ「ども!」
シェ「そうそう!シーモア老師とユウナ様がご結婚なさると聞きました。素敵なお話ですよねぇ。早くみんなに知らせたいです!」
なんで知っているのかと驚くティーダ。
テ「誰から聞いた?」
シェ「グアド族からですよ。みんな、とってもうれしそうでした。」
テ「それ、ちょっと違うな。ユウナは断るつもりだから。」
ティーダは喜ぶシェリンダには申し訳ないが真実を話す。
シェ「えっ!本当ですか!」
テ「うん、結婚はナシ。」
シェ「そうなんですか・・・がっかりしました。スピラ中が喜びと祝福にわきかえったでしょうに・・・。」
そう言って先へと行ってしまうシェリンダ。
すると後ろから皆んながやってくる。