アーロン夢小説 ★完結★
□アーロンの記憶
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ア「・・・ついに来たか。」
ここは夢の国ザナルカンド。
ティーダを連れ出すため、準備をするアーロン。
『あの、ほら。あいつの試合見てやりてぇんだ・・・でもよ、俺が行ったら全てが始まる・・・だからよ!そん時は・・・頼んだわ、アーロン。』
ジェクトの言葉を思い出すアーロン。
ア「ふっ」
そしてスタジアムへ向かうアーロン。
もう来ることはないザナルカンド、色々なことを思い出しながら歩く。
するとその時誰かにぶつかる。
「いてて、ごめんなさい!!私前見て歩いてなくて。」
女は尻もちをついていた。
ア「ああ。俺も考え事をしていてな。悪かった。大丈夫か?」
そう言って手を差し出す。
手をとり、立たせてやるが女は急に叫ぶ。
「あ、あ、アーロンさんキターーーー!」
ア「な、なんだ急に。」
すると女はアーロンの目を見て話し出す。
「いやーー!アーロンさん!!私ファンなんです!!!ブラスカさんとジェクトさんの話感動しました!!!」
アーロンはザナルカンドの人物が知るはずのないことを話す女に驚かされる。
ア「な!?なぜ知っている!お前何者だ!」
女は内野マリアですと挨拶する。
どうやらこれからティーダを連れ出す事も知っているようだ。
そうこうしていると、シンの攻撃が始まる。
とりあえず、女の腕をとりティーダの元へと走る。
ア(なんなんだ、こいつは・・・。)
疑問に思いながら走るアーロン。
だが、どこかで会ったことがあるようなないような。
不思議な感覚でいた。
マ「はぁはぁ。何なんですか・・・まったく。」
それは俺のセリフだと思うアーロン。
話を聞くと、とうきょうとやらから来ただのなんだの全く話が通じなかった。
すると崩れた瓦礫の後ろからティーダが現れる。
テ「アーロン!何ボサッとしてんだよ!」
ア「お前を待っていた。」
そう言って歩き出す。
少し歩いて後ろを振り向くと、マリアとティーダは何やら話しているようだ。
ア(知り合い・・・なのか?)
すると、二人はアーロンの方へと走ってくる。
テ「なぁ、こっちヤバいって!」
ア「見ろ。」
空を見上げるとそこにはシンがいた。
ア「俺たちは『シン』と呼んでいた。」
テ「・・・『シン』?」
ティーダは驚いていた。
だがマリアとかいう女は全く驚いてはいなかった。
アーロンは不審に思いながらも、シンの方へと向かう。
アーロンは準備していたジェクトの刀をティーダに渡す。
マリアは落ちていた武器を拾い、シンのコケラと戦う。
ア(この武器・・・どこかで・・・。)
アーロンはマリアがもつ武器を見て思う。
しばらくして、シンのコケラを突破するとそのコケラの親玉がいた。
グラビデを繰り出し全員体力を奪われた。
だが、すぐに痛みは引いていった。
どうやらマリアは魔法が使えるらしく、ダメージを回復してくれたようだ。
ア「マリア・・・おまえ。」
この夢の世界には魔法など使える人はいないと言ってもいいだろう。
それなのに魔法が使えるマリアにますます疑問が増える。
するとその時、マリアは武器を二つに分解し地面に刺す。
ア(必殺技・・・なのか?)
そう思っていると、急に武器は光だし召喚獣のようなものが出てくる。
ア「なっ!」
テ「うわ!!なんだ!」
その召喚獣らしきものはシンのコケラを跡形もなく消し去ってしまった。