アーロン夢小説 ★完結★

□願い
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皆は落ち着いてから、先へと進む。

テ「なんだこれ。」

なにやら機械がある。

テ「乗れってことか?」

ティーダは皆んなが機械に乗ったのを確認し、上のマークが付いているボタンを押す。

テ「おお!」

するとその機械は自動で上にあがる。

マ「すごーい!エレベーターみたい!」

その言葉に皆の頭の上にはハテナがあった。

ワ「えれべたーってなんだよ。」

テ「あ、あぁ・・・ね、寝ぼけてんじゃねえぞマリア!」

マ「あ・・ご、ごめんごめん。ちょっと疲れちゃった!」

ティーダの助け舟に感謝するマリア。

上について歩き出すと、そこには大砲やらなんやら沢山の機械があった。

ワッカはその機械にケリを入れるが、そんなことで壊れる機械ではない。

テ「ほんっと嫌いなんだな。」
そんなワッカをみて言う。

ル「チャップはね・・・ワッカが贈った剣を島に置いていったの。」

チャップとはワッカの弟だ。

ル「そして、アルベド族が作った機械の武器を手に入れた。」

その言葉にワッカが反応する。

ワ「そんなことは関係ないだろ!!・・・教えに反する機械が嫌いなだけだ!」

するとワッカは蹴った足が痛いのかしゃがみこむ。

マ「ワッカ・・・大丈夫?」

マリアはワッカのそばにしゃがみ、魔法で足を治そうとする。

ワ「ほっといてくれ!!!」

ワッカの大声にビックリするマリア。

ワッカは一瞬、悲しい表情になるがすぐに怒りの表情に戻る。

ワ「・・・くっ!」

そして足を引きずりながら先へと行ってしまう。

ア「少し、放っておけ。」

マ「・・・はい。」

マリアは立ち上がり、アーロンについて行く。

遠くの方ではなにやら魔物を囮に何かをしているようだ。

ワ「ちぇっ・・・失敗確実だっつーのによ。」

そのワッカの独り言のような言葉にユウナは少し声をあげる。

ユ「やめようよ!もぅ・・・。無謀な作戦かもしれない・・・教えに背いてるかもしれない・・・。」

ワッカは怒りの表情のまま話を聞く。

ユ「だけど、討伐隊もアルベドの人達も・・・すごく真剣だよ。皆『シン』を倒したいって心から願ってる。その気持ちは、私達と全然変わらない・・・そう思わない?」

ユウナはワッカに問う。

ワッカの怒りの表情は少し落ち着く。

ワ「へっ・・・わーったよ。でもな、俺は機械を認めない・・・教えに反する事は認めない!」

ワッカの機械への考えは変わらないようだ。

「召喚士様、こちらでしたか。」

ルチルが声をかける。

ルチ「司令部はあちらです。キノック老師もいらっしゃいました。」

ユ「キノック様もですか?」

ルチ「はい。ユウナ様もお急ぎください。」

ユ「わかりました。」

そう言うと司令部へ向かう。
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