アーロン夢小説 ★完結★

□旅立ち
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部屋を用意してもらい、休憩する一同。
すると廊下でティーダとすれ違うマリア。

マ「あれ?休まないの?」

テ「あ、あぁ。眠れそうにないから少し散歩してくる。」

マ「そう、気をつけてね。」

テ「うっす!・・・あ、そうだ。」

ティーダは周りに誰もいないことを確認するとマリアに聞いてくる。

テ「マリアさ、ザナルカンドにもいたよな?」

マ「え?あ、うん。」

テ「てことは、マリアはザナルカンドの人間なのか?それとも、アーロンと同じでスピラの人間とか。」

マリアは少し困った。
自分が来たのはザナルカンドでも、スピラでもない。

マ「えっと・・・アーロンさんと同じ・・・かな。」
きっと後で話せる、アーロンの言葉を思い出し咄嗟に嘘をつく。

ティーダは少し落ち込んだ。

テ「そうか。そういや十年前にオヤジに会ったって言ってたもんな。」

マ「・・・うん。なんかごめんね。」

テ「なんで謝るっスか!大丈夫大丈夫。でも、あともう一個聞きたいんだけど・・・。」

ティーダは少し言いづらいようだ。

マ「何?」

テ「今、オヤジがどんな状態か・・・知ってんのか?」

マリアはシンのことを言っているのだと気づく。

マ「う・・・ん。知ってる。」

テ「・・・そっか。やっぱりアーロンの言うことは本当・・・なんだな。」

ティーダはさらに落ち込んでいった。

マ「あ、でも・・・」

テ「あ、ごめんな・・・こんな話・・・ありがとう。」

じゃあ、散歩でもしてくるかと行ってしまうティーダ。

マ「ティーダ・・・。」

「今すぐ全てを受け入れることは出来ないだろうな。」

その声に振り返るマリア。

マ「アーロンさん!いつの間に・・・。」

ア「しかし、徐々に理解するだろう。」

マ「・・・そうですね。」

ア「お前も少し休め。次はいつ休めるかわからないぞ。」

マ「はい。わかりました。」

アーロンと別れ、部屋に入る。

そしてひと眠りしようとベットに入る。

マ(そういえば、皆どうしてるのかな。)

皆んなとは、大学の仲間や家族・・・
このスピラにいる間、どうしているのだろうと考えるマリア。

マ(そのうち、わかるよね。)

そう思い、眠りにつく。
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