ゾロ夢小説 番外編

□ウイルス
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ゾ「ぐうう・・・。」

ゾロの頭の中には再び声が流れていた。

(お前の周りにいるのは全て敵だ!お前を狙っているんだ!)

ゾ(うるせぇ!!)

(ほら、試しに目を開けてみろ。)

ゾロはゆっくり目を開けた。

そこには死神のような物体が3体いた。

(こいつらは敵だ。お前を殺そうとしてるんだ。)

ゾ(ち、違う!!)

(ほら!危ない!!)

ゾ(!!)





ジンベイは外の見張りをしていた。

ナ「ルフィ達・・・遅いわね。」

チョ「・・・。」

ゾ「うううっ。」

ぱちっと目を開けるゾロ。

フ「ん?どうした?眠れないのか?」

ゾ「・・・や、やめろ。」

フ「ん?」

チョ「・・・また幻覚を見てるのかもしれない。」

ナ「ゾロ・・・。」

ゾ「・・・ううっ。」

チョ「ゾロ、ちょっと触るぞ。」

聴診器を当てようとするとゾロは大きく暴れ出した。

チョ「お、落ち着け!!大丈夫だから!」

ゾ「うあぁ!!」

ガシャガシャと拘束具の音が響く。

フランキーも両手でゾロを押さえる。

フ「しっかりしろ!!」

ゾ「ぐっ!」

ゾロはグッと目を瞑る。

そして、パッと目を見開いた。

ビビビと体に衝撃が走り意識が遠のく。

チョ「ゾ・・・ロ。」

3人はその場に倒れた。

ジ「何事!」

ジンベイはゾロの覇気に気がつき医療室へと入ってきた。

そこには拘束具を引きちぎったゾロが立っていた。

ジ「ゾロ・・・何があったんじゃ!」

ゾ「・・・殺せ・・・。」

ジンベイは仲間達をみる。

気絶しているだけだと安心した。

ジ「・・・悪いが大人しくしてもらうぞ。」

ゾ「・・・うあぁ!!!」

ゾロは刀を抜き、走り出す。

ジ「ぐっ!」

腕で刀を受け止めるジンベイ。

ジ「・・・すまん!」

ジンベイは拳を構える。

ジ「魚人空手・・・五千枚瓦正拳!」

それはゾロに直撃し、ドカーンと外へ吹っ飛ばした。

甲板に大の字で倒れるゾロ。

今のうちだと先ほどより頑丈な拘束具を取りに行った。

ジ「・・・ゾロ?」

甲板に戻るとそこには誰もいなかった。









ル「いやー!食った食った!」

サ「さて、サニーはどっちだ?」

ロ「・・・あっちよ!」

ロビンは能力でサニーを探し当てた。

ロ「みんなは・・・えっ!?」

ブ「どうしました!?」

ロ「みんな・・・気を失ってる。」

ロビンは体を生やしナミ達をゆするも目を開けない。

ロ「ゾロとジンベイがいないわ。」

サ「たっく!なんでこんな時にいねえんだよクソマリモ!」

ル「・・・俺・・・何か忘れてる気がする。」

サ「あ?」

ル「・・・俺・・・。」

ウ「とりあえずサニーに急ごう!!」

みんなはサニー号へと向かった。

医療室の扉を開けるとロビンの言う通りフランキー、チョッパー、ナミが倒れていた、

ル「おい!!しっかりしろ!!」

ブ「怪我はしてないみたいですね・・・。」

ナ「うっ。」

ナミはゆっくりと目を開けた。
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