ゾロ夢小説 番外編
□ウイルス
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ル「あれ・・・。」
ルフィはいつの間にか眠ってしまったようだ。
周りを見渡すとサンジ達も倒れていた。
サ「うっ・・・あれ・・・。」
ロ「・・・私、なんでここに・・・。」
ブ「おや・・・。」
ウ「な、なんなんだよー!確か俺はサニーで植物に水を・・・。」
ト「・・・どうなってる。」
キ「・・・。」
どうやらみんな記憶がないようだ。
ヴェ「おや?どうかされましたか?」
1人のヴェンサークローンがルフィ達に話しかける。
サ「ここのもんか?悪い・・・俺たちもなんでこんなところで寝てるのか・・・。」
ヴェ「いえ、いいんですよ。ここらへんは物騒ですからね。外にも海賊がうじゃうじゃいるんです。きっとそいつらの仕業でしょう。」
サ「そう・・か・・・。」
ル「俺たちも海賊だぞ!」
ウ「バカ!余計なこと言うなよ!」
ヴェ「ふふふっ。あなた達は悪い人ではなさそうだ。少し落ち着くまでここで休んでいってください。」
ヴェンサークローンがパンパンと手を叩くと、食事が出てきた。
料理を持ってくるヴェンサークローンはお面を被っていた。
ル「お!!飯!!食べてもいいのか!?」
ヴェ「ええ。困っている人には手を差し伸べよと、ここの主人が。」
ル「おおー!あんがとなー!」
サ「これは、いい食材を使ってるな。」
ト「おい、そんなの食ってる場合か。」
キ「・・・俺は帰る。」
キッドは1人外に出ていった。
そんな様子をモニター越しにみる人々がいた。
そのモニターの先に話しかける本物のヴェンサー。
ヴェ「どうですか!?麦わら達は見事1日分の記憶を失いました!この忘れ玉さえあれば、組織の壊滅!海賊の滅亡!いろんな用途に使えます!!」
「おお!」
「これは1日分しかないのか!?」
ヴェ「いいご質問ありがとうございます。1日分はもちろん!2日分3日分・・・最大1年分まであります!!2年分の記憶を消したければ、この1年分の忘れ玉を投げ、相手が目を覚ました後再び1年分を投げれば2年忘れることになります!!」
「素晴らしい!」
ヴェ「さぁ!1日分は1つ10万ベリー!1年分は1つ・・・なんとお買い得の2500万ベリーですよ!」
「い、1年分を2個!!」
「1週間分を50個くれ!」
ヴェ「はいはい!!順番に対応しますよー!在庫はまだまだありますから焦らずにー!」
ヴェンサーは笑顔で闇取引をしていた。
ル「うめぇ!!いいやつだなおっさん!」
ヴェ「ふふっ!食事が終わりましたらお好きなお時間にお帰りください。もちろんずっとここにいても大丈夫ですよ。」
ル「聞いたかサンジ!!あいつらもここに呼ぼう!」
サ「バカ。外で何が起こってるかわかんねぇんだぞ。これ食ったらサニーに戻るんだ。」
ル「えー。」
ロ「・・・でもなんで、船の上にいたはずの私たちがここにいたのかしら。ゾロ達はいないみたいだけど。」
ウ「うーん。それを確認するためにも一回サニーに戻った方が良さそうだな。」
ブ「ローさんはどうするんですか?」
ト「俺はベポ達を探す。あいつら無事ならいいが。」
ル「よし!じゃあさっさと食って帰ろう!」
ルフィ達はもぐもぐとご飯を食べていった。
キ「・・・ん?」
キッドの前にはキラーが立っていた。
キ「キラー・・・どうした?」
いつもと違うキラーに首を傾げる。
キラ「・・・せ。」
キ「ん?」
ゆっくりキッドに近づく。
キ「・・・おい。」
キラ「・・・殺せ!!」
キラーはの鎌はキッドの腹を貫く。
キ「なっ・・・なんで・・・。」
キラ「皆殺しだぁ!!!」
ザシュッ!!!
もう一つの鎌もキッドに刺さってしまった。