真田夢小説(ハム子)★完結★
□恋
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そして、そろそろ夏休みも終わる頃、幾月から集合がかけられた。
幾「全員いるみたいだね。さぁ、入って。」
扉から入ってきたのは天田だった。
天「失礼します。」
真「まさか。」
幾「色々調べさせてもらった結果、彼にも適性があるとわかってね。早速仲間に加わってもらおうと思ってみんなに集まってもらったんだけど。」
桐「待ってください理事長!彼はまだ初等科です!それに・・・。」
幾「それに・・・何かな?彼のペルソナ能力は確かだよ。鍛えれば十分戦力になり得る。」
真「そいつ自身はいいと言ったんですか。」
天「僕の方からお願いしたんです。僕にだってできることがあると思うし、それに・・・僕になんで力が目覚めたのか・・・ようやくわかった気がするんです。」
幾「とまぁそういうこと。だからお願いさせてもらったんだ。」
天「足を引っ張らないように頑張ります!よろしくお願いします!」
公「うん!こちらこそ宜しくね!」
天「はい!」
真「・・・。」
新たに天田が仲間に加わった。
ある日の夜。
「ぐるるる・・・。」
誰かのお腹の音が聞こえてきた。
公「・・・天田くん、お腹空いてるの?」
天「え!?いや・・・その。」
公「そうだ!!外にご飯でも食べに行かない?私もお腹空いちゃってさー!」
天「で、でも。」
公「いいからいいから!」
天「ちょ!引っ張らないで下さいよ!」
強引に外へ連れ出す。
和食屋わかつへやってきた。
公「うわー!おいしそー!いっただきまーす!」
天「・・・きます。」
天田はお腹が空いていたのか、ガツガツと食べ始めた。
公「ふふ。美味しい?」
天「あ・・・はい、美味しいです。」
2人は会話をしながら食べる。
公「ねぇ、今初等科じゃ何が流行ってるの?」
天「え?えっと・・・。」
もじもじする天田。
天「フェ、フェザーマンRとか。」
公「あぁ!フェザーマンRか!あれ面白いよね!」
天「え!?公子さん観てるんですか!?」
公「観てるよー!」
天「でも・・・公子さんは大人なのに・・・それに女の人。」
公「えー?大人だってみるよ!観ちゃいけないなんて誰が決めたのさ!」
天「・・・それは。」
公「漫画も読むし、ゲームだってするよ?あ、そうだ今度一緒にゲームしない?」
天「えっ・・・でも。」
公「やりたくないの?あ、天田くんはあんまりゲームとかしないのかな?」
天「やりますよ!クラスでも流行ってて・・・あ。」
しょんぼりしてしまう。
公「どうしたの?」
天「・・・一緒に・・・ゲームしてくれるんですか?」
公「うん!」
天「・・・じゃ、じゃあ・・・今度ゲーム持ってきてもいいですか?」
公「うん!!なんのゲームだろー楽しみー!」
ニコニコ笑う公子をみて天田もニコッと笑った。