真田夢小説(ハム子)★完結★

□タルタロス
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シャドウを倒したが列車は止まらない。

順「うがー!こんなもんの運転なんてわかっかよ!」

公「私に任せて!」

そう言って運転席に入りガチャンとレバーを引く。

前の電車が見えてきた。

ゆ「キャアアァ!」

するとブレーキがかかりギリギリで停車をした。

桐「おい!怪我はないか!?」

ゆ「一応・・・大丈夫です。」

順「あー!メチャメチャ嫌な汗かいたっつーの!おい平気か?公子っち?」

公「全然だいじょーぶ!」

順「マジ?ったく、このオテンバちゃんは・・・。」

シャドウもいなくなったようなので、とりあえず桐条のもとへ帰る事にした。

ゆ「てかブレーキよくわかったね。」

公「えー?なんとなーく・・・あ!女の勘かな!」

ゆ「・・・女の勘って、そういうトコに働かないでしょ。」

順「あぁ・・・いーや、もう何でも。」

みんなは寮に帰り休んだ。

それから時はたち、中間試験がやってきた。

公子は手答えがあるらしい。

そしてテスト最終日。

真「おはよう。」

公「あ、おはようございます!」

校門前で真田に偶然会う。

真「今日で試験も最終日だな。」

公「はい!やっと解放されますよ〜。」

真「そうだな・・・俺は今日医者からOKが出ればようやくの復帰だよ。」

公「お!おめでとうございます!」

真「ははっ!気が早いやつだな。」

そんな2人を見る女子達。

公「・・・。」

真「ん?どうした?」

公「・・・いいえ!もう気にしない事にしたんです!」

真「気にしない?」

公「あ、いやこっちの話です。」

真「そうか?・・・あ、そうだ。頼みがあるんだが・・・。」

公「頼み?」

真「今までお前に任せてたタルタロスの探索日や先導・・・これからもお前に任せようと思う。」

公「え?」

真「見たところ大丈夫そうだし、俺は力の上達に専念できるからな。いいだろ?」

公「・・・はい!これからもよろしくお願いします!」

真「あぁ。これで来週から俺の生活も元どおりだな。そうだ、たまにはメシでも食うか?月曜と金曜の放課後は部活がなくてヒマなんだ。」

公「せ、先輩とご飯!?」

話すだけで睨まれるのに一緒に食事をしたらと思う公子。

公(でも、もう周りは気にしないって決めたんだから!)

真「ん?なんだ?嫌だったか?」

公「そ、そんな事ありません!嬉しいです!」

その言葉に少し頬を染める真田。

真「そ、そうか。じゃあ、暇だったら声をかけてくれ。」

公「はい!」

2人は下駄箱まで一緒に行った。
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