真田夢小説(ハム子)★完結★

□タルタロス
7ページ/8ページ

先に駅につき待っているとバイクに乗った桐条がやってきた。

桐「遅れてすまない。」

ゆ「バ、バイク。」

公「おおー!先輩かっこいいー!」

桐「いいか、要点だけ言うぞ。情報のバックアップを今日はここから行う。君らの勝手はこれまで通りだ。」

シャドウの反応は駅から少し行った先の列車内部にあるらしい。

3人は準備を整え列車へと乗り込んだ。

すると急に扉が閉まり外へ出られなくなった。

桐「どうした!何があった!」

ゆ「それが閉じ込められたみたいで・・・。」

桐「シャドウの仕業だな。確実に君らに気付いているということだ。何がくるかわからない。より一層注意して進んでくれ!」

公「はい!」

奥へと進むが、シャドウは見当たらない。

ようやく1匹のシャドウを見つけるが次の車両へ逃げてしまった。

順「ちょ!コラ!」

桐「待て!敵の行動が妙だ。嫌な予感がする。」

順「そんな、追っかけないと逃しちまうっすよ!?」

桐「・・・現場の指揮はキミだ。この状況どう思う?」

公「・・・慎重になりましょう。」

桐「私も同意見だ。」

順「・・・いーよ!俺だけで!」

順平は1人次の車両へと行ってしまった。

公「あ!順平!!」

ゆ「何ムキになってんのよ。」

桐「危ない後ろだ!」

ゆかりの後ろにシャドウがいたが、公子が薙刀で切り裂いた。

ゆ「あ、ありがとう。」

公「いいえ!それより早く順平のところに行こう!」

ゆ「うん!」

2人は次の列車へと急いだ。

シャドウを倒しつつ前に進んでいくと、敵に囲まれた順平がいた。

ゆ「順平!」

順「くそ!俺がやってやるんだっつの!!

公「手伝おう!」

ゆ「うん!」

3人で力を合わせなんとかシャドウを倒した。

ゆ「言わんこっちゃない!1人で勝手するからよ、もう。で、大丈夫?」

順「ああ・・・なんだよ、俺1人で行けたっつーの。」

ゆ「ちょっとあんたねぇ!」

公「今はその話やめよう?またシャドウが来るかもしれないし。」

ゆ「・・・公子がそう言うなら。」

順「・・・っち。」

桐「おい!気を付けろ!敵の動きが急に静まった。警戒を怠るな!」

すると、ガコンと音がして電車が動き出した。

桐条が言うには、影時間には特殊な機械でないと動かないと言っていたのだが。

どうやら車両がシャドウに支配されているらしい。

桐「まずい!このままスピードが落ちないと数分で1つ前の列車に追突する!」

公「えー!」

ゆ「追突!?」

なんとかして列車を止めなければならない。

シャドウ達を倒し先頭車両へと急ぐ。

すると今までの何10倍もの姿をしたシャドウが待っていた。

順「こいつが本体?」

ゆ「先はもう無いし、コイツで間違いなしよ!」

公「みんな・・・行くよ!」

ゆ「うん!」

順「おう!!」

3人は力を合わせて敵に立ち向かった。

ゆ「キャア!」

順「ゆかりっち!!」

公子は敵の攻撃をオルフェウスで跳ね返す。

ゆ「あ、ありがとう。」 

公「いいえ。もう少しだから頑張ろう!」

ゆ「うん!」

順「・・・。」

なんとか敵は倒した。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ