真田夢小説(ハム子)★完結★
□タルタロス
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先に駅につき待っているとバイクに乗った桐条がやってきた。
桐「遅れてすまない。」
ゆ「バ、バイク。」
公「おおー!先輩かっこいいー!」
桐「いいか、要点だけ言うぞ。情報のバックアップを今日はここから行う。君らの勝手はこれまで通りだ。」
シャドウの反応は駅から少し行った先の列車内部にあるらしい。
3人は準備を整え列車へと乗り込んだ。
すると急に扉が閉まり外へ出られなくなった。
桐「どうした!何があった!」
ゆ「それが閉じ込められたみたいで・・・。」
桐「シャドウの仕業だな。確実に君らに気付いているということだ。何がくるかわからない。より一層注意して進んでくれ!」
公「はい!」
奥へと進むが、シャドウは見当たらない。
ようやく1匹のシャドウを見つけるが次の車両へ逃げてしまった。
順「ちょ!コラ!」
桐「待て!敵の行動が妙だ。嫌な予感がする。」
順「そんな、追っかけないと逃しちまうっすよ!?」
桐「・・・現場の指揮はキミだ。この状況どう思う?」
公「・・・慎重になりましょう。」
桐「私も同意見だ。」
順「・・・いーよ!俺だけで!」
順平は1人次の車両へと行ってしまった。
公「あ!順平!!」
ゆ「何ムキになってんのよ。」
桐「危ない後ろだ!」
ゆかりの後ろにシャドウがいたが、公子が薙刀で切り裂いた。
ゆ「あ、ありがとう。」
公「いいえ!それより早く順平のところに行こう!」
ゆ「うん!」
2人は次の列車へと急いだ。
シャドウを倒しつつ前に進んでいくと、敵に囲まれた順平がいた。
ゆ「順平!」
順「くそ!俺がやってやるんだっつの!!
公「手伝おう!」
ゆ「うん!」
3人で力を合わせなんとかシャドウを倒した。
ゆ「言わんこっちゃない!1人で勝手するからよ、もう。で、大丈夫?」
順「ああ・・・なんだよ、俺1人で行けたっつーの。」
ゆ「ちょっとあんたねぇ!」
公「今はその話やめよう?またシャドウが来るかもしれないし。」
ゆ「・・・公子がそう言うなら。」
順「・・・っち。」
桐「おい!気を付けろ!敵の動きが急に静まった。警戒を怠るな!」
すると、ガコンと音がして電車が動き出した。
桐条が言うには、影時間には特殊な機械でないと動かないと言っていたのだが。
どうやら車両がシャドウに支配されているらしい。
桐「まずい!このままスピードが落ちないと数分で1つ前の列車に追突する!」
公「えー!」
ゆ「追突!?」
なんとかして列車を止めなければならない。
シャドウ達を倒し先頭車両へと急ぐ。
すると今までの何10倍もの姿をしたシャドウが待っていた。
順「こいつが本体?」
ゆ「先はもう無いし、コイツで間違いなしよ!」
公「みんな・・・行くよ!」
ゆ「うん!」
順「おう!!」
3人は力を合わせて敵に立ち向かった。
ゆ「キャア!」
順「ゆかりっち!!」
公子は敵の攻撃をオルフェウスで跳ね返す。
ゆ「あ、ありがとう。」
公「いいえ。もう少しだから頑張ろう!」
ゆ「うん!」
順「・・・。」
なんとか敵は倒した。