真田夢小説(ハム子)★完結★

□タルタロス
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公「ハァハァ・・・負けたー!」

1位は真田2位は公子、3位は順平で4位がゆかりだった。

順「ハァ・・・お前・・・意外と速いんだな・・・。」

公「あたぼーよ!私を誰だと思ってるんだい!」

順「な、何キャラなの?!」

ゆ「ハァ・・・ハァ。でも、ちょっと気持ちいいかも。」

真「だろ?たまには走るのも気分転換になっていいぞ。」

公「それじゃあ先輩は病室に戻ってくださいね!」

真「いや、俺はもう少し走ってから・・・。」

すると、看護師がこちらにやってくる。

看「貴方達ね!病院の周りをバタバタ走ってたのは!」

公「あ、ごめんなさい。真田先輩がどうしても体を動かしたかったみたいで。」

その言葉に真田を見る看護師。

看「真田くん!ダメじゃない!貴方は検査入院中なのよ!」

真「で、でも!体はもうなんとも・・・。」

看「何ともないかあるかは今日調べるんだから、大人しく病室で寝てなさい!」

真田は看護師に連れて行かれた。

公「うんうん。よかったよかった!」

ゆ「え?もしかしてわざと競争なんかしたの?」

公「うん!これで真田先輩が無茶な運動しなくなるでしょ?」

ゆ「・・・ははっ!やるじゃんあんた!」

公「へへっ!」

3人は仲良く寮に帰って行った。

そして次の日、真田は検査入院から帰ってきた。

ゆ「退院おめでとうございます!」

真「あぁ。ありがとう。」

順「あの後大丈夫でした?」

真「いいや。俺の病室だけ看護師の巡回が増えてな。何もできなかった。」

順「へぇー。そりゃ残念でしたねー!」

公「ふふっ。」

真「なんだか嬉しそうだな。」

公「せ、先輩が帰ってきてくれたから嬉しいんですよー!」

真「・・・そうか。」

怪しいと言う目線を送りながら自分の部屋に帰っていく真田。

どうやらバレずに済んだようだ。

そして満月の夜。

緊急招集がかかった。

公「どどど!どうしたんですか!?」

桐「タルタロスの外でシャドウの反応が見つかった。詳しい状況はわからないが、先月出たような大物の可能性が高い。」

ゆ「街を壊される前に倒さなきゃ!」

桐「あぁ、明彦はここで理事長を待て。」

真「なっ冗談じゃない!俺も出る!」

桐「まずは体を治す方が先だ。足手まといになる。」

真「何だと!?」

桐「彼らだって戦えるさ。少なくとも今のお前よりはな。明彦、もっと彼らを信用してやれ。みんなもう実戦をこなしてるんだ。」

公子を見つめる真田。

真「・・・仕方ないな。現場の指揮を頼む、主人。」

公「はい!任せてください!」

順「やっぱそうくるんすね・・・。」

真「期待してるぞ。」

公「はい!」

順「・・・。」

3人は桐条に言われた通りに駅へと向かう。
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