クラウド夢小説★完結★
□クラウド
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ク「みんな、今までありがとう。それに・・・ごめんなさい・・・すみません。」
ラ「クラウド・・・。」
ク「ティファさん、本当にごめんなさい。色々よくしてくれたのに・・・なんて言ったらいいか。」
ティ「・・・。」
ク「俺、クラウドにはなりきれませんでした。ティファさん・・・いつかどこかで本当のクラウドくんに会えるといいですね。」
ティ「クラ・・・ウド・・・。」
ティファは地面にペタリと座り涙を流した。
クラウドはラナの前に立つ。
ク「ラナさん・・・僕は・・・少しでもクラウドくんになれていましたか?」
ラ「何言って・・・。」
するとセフィロスの声が聞こえてきた。
セ『・・・彼はクラウドではない。クラウドという少年を真似たジェノバ細胞。』
ラ『・・・。』
セ『彼は・・・お前の愛したクラウドではないのだ。』
ラ『・・・違う。彼はクラウドよ!』
セ『・・・そう思いたい気持ちは』
ラ『宝条が言ってた!!私は・・・高濃度の魔晄を体内に注入しようとも、モンスターにならずに目覚めたって!』
セ『・・・。』
ラ『なら、私は創られてなんかない!クラウドだってそうよ!あの時、クラウドはニブルヘイムに来ていたんだから!』
セ『・・・。』
ラ『私は信じる。彼はクラウドだって。』
ラナは光に包まれる。
セ『くっ!』
セフィロスは後ろに下がる。
ラ『わかったら、もうこれ以上私に関わらないで!』
セ『な、なんだと。』
その光はどんどん強くなりセフィロスは消えていった。
ラ「クラウド!!」
周りを見渡すがクラウドは見当たらなかった。
ナ「上だよ!」
ラナが上を見ると大きなマテリアがズズっと少し降りてきた。
その中には眠りについたセフィロスがいた。
ラ「・・・あれが、本物のセフィロス。」
宝「素晴らしい!ジェノバのリユニオンとセフィロスの意志のちから!ライフストリームに拡散することなくここに結集したのだ!クァックァックァッ!!」
ティ「宝条博士・・・何がそんなに嬉しいの?どういう事かわかってるの?クラウドは黒マテリアを持っているのよ!」
宝条は笑いが止まらない。
ティ「セフィロスはメテオを呼んでしまうのよ!みんな、みんな、死んじゃうのよ!!」
ル「・・・もう、何を言っても遅い。そろそろ、ここから出た方がよさそうだ。君たちも一緒に来てもらおうか。色々と話が聞きたい。」
ラ「・・・クラウド!!しっかりして!!」
ラナはクラウドに呼びかける。
ラ「あなたは人形なんかじゃない!!本物のクラウドなのよ!」
ラナは洞窟を登り始めた。
ティ「だめよラナ!!」
ナ「行かないでラナ!崩れるよ!!」
ラ「クラウド!私は・・・あなたを見捨てない。」
ク「・・・うっ。」
ラ「・・・好きな人を・・・そう簡単に・・・見捨てるもんですか!」
ティ「ラナ!!」
ル「おい!もう行くぞ!」
ティファとナナキはルーファース達に連れて行かれ外へと逃げ出した。
それと同時にクラウドはセフィロスに黒マテリアを渡してしまった。
すると、ライフストリームが吹き出しラナ達を包み込んでいった。