クラウド夢小説★完結★

□古代種
4ページ/5ページ

ク「エアリス・・・。」

倒れるエアリスを支えるクラウド。

ク「・・・ウソだろ?」

ラ「そ、そんな。」

ザックスの顔が頭を駆け巡る。

ラ「私・・・エアリスも・・・救えなかったの・・・?」

セ「気にする事はない。まもなくこの娘も星を巡るエネルギーとなる。」

ラ「・・・。」

セ「私の寄り道は終わった。あとは北を目指すのみ。雪原の向こうに待ってる、約束の地。私はそこで、新たな存在として星と一体化する・・・その時はその娘も・・・。」

ク「・・・だまれ。自然のサイクルもお前の馬鹿げた計画も関係ない!!エアリスがいなくなってしまう・・・。」

ラナはその場に膝をつき、涙を流した。

ク「エアリスはもう喋らない・・・もう、笑わない・・・泣かない・・・怒らない。」

ティ「エアリス・・・。」

みんなも涙を流した。

ク「俺たちはどうしたらいい?この痛みは・・・どうしたらいい?」

セ「何を言っているのだ?お前に感情があるとでも言うのか?」

ク「当たり前だ!俺がなんだというんだ!」

セ「クックック、悲しむふりはやめろ。怒りに震える演技も必要ない。」

スッとセフィロスは宙に浮く。

セ「なぜなら、クラウド・・・お前は・・・人形だ。」

ラ「・・・待て!!!セフィロス!!」

セフィロスの代わりに、ジェノバが現れた。

仲間達は2人の元へ駆けつけ、力を合わせて戦っていく。

心に悲しみを持ちながら。

ジェノバは倒した。

しかし、エアリスは目を開けない。

みんなは悲しみに暮れた。

ラ「エアリス・・・。」

エアリスの頬に触れるが、その頬は冷たくなっていた。

ラ「ごめん・・・ザックス・・・私・・・私・・・。」

ティファはラナの肩に優しく手を置く。

ラナはティファと共にその場を離れた。

クラウドはエアリスを抱き上げ、泉へと向かう。

そして悲しみの中、エアリスを泉へ離した。

エアリスはゆっくり、泉の底へ沈んでいった。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ