クラウド夢小説★完結★
□古代種
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ク「エアリス・・・。」
倒れるエアリスを支えるクラウド。
ク「・・・ウソだろ?」
ラ「そ、そんな。」
ザックスの顔が頭を駆け巡る。
ラ「私・・・エアリスも・・・救えなかったの・・・?」
セ「気にする事はない。まもなくこの娘も星を巡るエネルギーとなる。」
ラ「・・・。」
セ「私の寄り道は終わった。あとは北を目指すのみ。雪原の向こうに待ってる、約束の地。私はそこで、新たな存在として星と一体化する・・・その時はその娘も・・・。」
ク「・・・だまれ。自然のサイクルもお前の馬鹿げた計画も関係ない!!エアリスがいなくなってしまう・・・。」
ラナはその場に膝をつき、涙を流した。
ク「エアリスはもう喋らない・・・もう、笑わない・・・泣かない・・・怒らない。」
ティ「エアリス・・・。」
みんなも涙を流した。
ク「俺たちはどうしたらいい?この痛みは・・・どうしたらいい?」
セ「何を言っているのだ?お前に感情があるとでも言うのか?」
ク「当たり前だ!俺がなんだというんだ!」
セ「クックック、悲しむふりはやめろ。怒りに震える演技も必要ない。」
スッとセフィロスは宙に浮く。
セ「なぜなら、クラウド・・・お前は・・・人形だ。」
ラ「・・・待て!!!セフィロス!!」
セフィロスの代わりに、ジェノバが現れた。
仲間達は2人の元へ駆けつけ、力を合わせて戦っていく。
心に悲しみを持ちながら。
ジェノバは倒した。
しかし、エアリスは目を開けない。
みんなは悲しみに暮れた。
ラ「エアリス・・・。」
エアリスの頬に触れるが、その頬は冷たくなっていた。
ラ「ごめん・・・ザックス・・・私・・・私・・・。」
ティファはラナの肩に優しく手を置く。
ラナはティファと共にその場を離れた。
クラウドはエアリスを抱き上げ、泉へと向かう。
そして悲しみの中、エアリスを泉へ離した。
エアリスはゆっくり、泉の底へ沈んでいった。