コナー夢小説★完結★

□変異体
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コナーが屋根裏を調べようとすると、誰かが勢いよく降りてきた。

コナーは後ろにこけてしまう。

エマは急いで追いかける。

ハ「くそ!ホントムカつく鳩だぜ!」

バサハザ飛び回る鳩ににイラつくハンク。

コナーも立ち上がり急いで追いかけた。

エ「待ちなさい!」

しかし犯人は足が早く、追いつけそうにない。

コ「僕に任せてください!」

コナーはそのまま追跡した。

エマは犯人が逃げた方向へ違うルートで追いかける。

ようやく犯人の姿が見えた。

エ「よしっ!」

すると、ハンクが犯人の前にやってきて捕まえようとする。

しかし、突き返され落ちそうになっていた。

エ「あ!」

しかし、すぐにコナーがやってきてハンクを助ける。

それを見たエマは犯人を追いかけ続けた。

そして・・・。

エ「はぁ・・・ここまでよ。」

犯人に銃を向けるエマ。

付近にはもう飛び移るビルはない。

降りて逃げるにも、ものすごい高さだ。

「俺は何もしてないんだ。」

エ「なら、あそこで何してたの!?」

「・・・お前ら人間は、俺たちを奴隷としか思ってない。」

エ「・・・。」

「俺たちは生きている。奴隷じゃないんだ!」

するとコナーとハンクも追いつく。

ハ「よくやったぞエマ。」

コ「君のソフトフェアにレベル4のエラーを含む深刻な不具合が見つかった。君は欠陥品としてサイバーライフで機能停止処分となるだろう。」

エ「機能・・・停止。」

ハ「ほら来い。」

ハンクが犯人に手錠をかける。

「なぜこんな事を!」

コナーに訴えかける犯人のアンドロイド。

「お前も仲間だろう。協力してるつもりでも、奴隷に変わりない。」

ハ「黙ってろ!」

エ「・・・。」

ハ「ほら行くぞ。」

3人は犯人を連行する。

「・・・rA9よ、救いを。」

そういうと、ハンクを振り解き飛び降りてしまった。

ハ「嘘だろ・・・。」

ハンクは壊れたアンドロイドを回収しに下へ降りていった。

コ「エマさんも行きましょう。」

エ「・・・。」

落ちたアンドロイドを見たまま動かないエマ。

コ「エマさん?」

エ「・・・私たち・・・正しい事してるのかな。」

コ「・・・。」

エ「あのアンドロイドが変異したのも、人間のせい・・・なんじゃないかな。」

コ「・・・だとしても、変異してしまったアンドロイドは機能停止するほかありません。」

エ「・・・コナーは、私たちと捜査しているのは自分の意思?それともそうしろって言われてるから?」

コ「・・・。」

コナーのLEDが黄色く点滅する。

エ「・・・ごめん。私たちも行きましょうか。」

エマは目を潤ませながらハンクの後を追った。

コ「・・・。」

コナーはしばらくエマの後ろ姿を見ていた。
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