コナー夢小説★完結★

□変異体
3ページ/6ページ

次の日、車で調査へ向かう途中ハンクは急に止めろと言ってきた。

エ「どうかしましたか?」

ハ「腹ごしらえだ。」

そう言って降りていく先にはハンバーガー屋があった。

エ「もう!勝手なんだから。」

エマとコナーはハンクの後を追った。

エ「アンダーソン警部補!先程ドーナツを食べていませんでしたか?!」

ハ「あれはおやつだ。食事はまだだったからな。」

エ「・・・ハァ。それ食べたら行きますよ。」

ハ「はいはい。」

大きなハンバーガーをもぐもぐ食べる。

コ「その食事のカロリーは1日の推薦摂取量の1.4倍ですよ。それに、コレステロールも2倍です。お勧めできません。」

ハ「どうせいつかは死ぬんだ。」

コ「・・・。」

エマはやれやれと首を振る。

コ「変異体の情報を共有しておきましょう。」

ハ「それは助かるね・・・どうぞ。」

コ「彼らは機体のソフトウェアに発現した何らかの変異に誘引され、人間の感情を模倣し始めるんです。」

エ「ん?」

ハ「わかる言葉で言ってくれ。」

コ「実際には感情ではありません。非合理的な指示に制圧された事で、予期せぬ行動を引き起こしているんです。」

ハ「感情ってのは厄介なもんさ。俺たちはそう違わないのかもな。」

すると、コナーのLEDが黄色に点滅する。

コ「今、新しい事件の報告が入りました。」

エ「えっ!」

コ「このすぐ先です。見に行きませんか?」

エ「行きましょう!」

ハ「先に車に戻っとけ。」

ハンクはハンバーガーを食べ終えると、車に戻ってきた。

ハ「さぁ、いくぞ。」

エ「はい。」

3人は現場へ向かった。

ついたのは空きアパート。

誰も住んでないはずなのに物音がしたというのだ。

エレベーターに乗り部屋へと向かう。

ドアを叩くが返事がない。

エ「猫とかじゃないですか?」

コナーはドンドンと強く叩く。

コ「すみません!」

しかし返事はない。

コ「開けろ!デトロイト市警だ!!」

エ「ひっ!!

コナーの大きな声にびっくりするエマ。

すると中でゴトンっと音がする。

ハ「下がってろ。」

ハンクは銃を構えた。

エマも銃を構える。

扉を蹴り飛ばし中に入るが、人影はない。

ハ「うわっ!なんだこりゃ!」

奥の部屋には鳩がたくさんいた。

エ「臭い!」

コナーはそんな事お構いなしに部屋を調べた。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ