コナー夢小説★完結★
□変異体
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次の日、車で調査へ向かう途中ハンクは急に止めろと言ってきた。
エ「どうかしましたか?」
ハ「腹ごしらえだ。」
そう言って降りていく先にはハンバーガー屋があった。
エ「もう!勝手なんだから。」
エマとコナーはハンクの後を追った。
エ「アンダーソン警部補!先程ドーナツを食べていませんでしたか?!」
ハ「あれはおやつだ。食事はまだだったからな。」
エ「・・・ハァ。それ食べたら行きますよ。」
ハ「はいはい。」
大きなハンバーガーをもぐもぐ食べる。
コ「その食事のカロリーは1日の推薦摂取量の1.4倍ですよ。それに、コレステロールも2倍です。お勧めできません。」
ハ「どうせいつかは死ぬんだ。」
コ「・・・。」
エマはやれやれと首を振る。
コ「変異体の情報を共有しておきましょう。」
ハ「それは助かるね・・・どうぞ。」
コ「彼らは機体のソフトウェアに発現した何らかの変異に誘引され、人間の感情を模倣し始めるんです。」
エ「ん?」
ハ「わかる言葉で言ってくれ。」
コ「実際には感情ではありません。非合理的な指示に制圧された事で、予期せぬ行動を引き起こしているんです。」
ハ「感情ってのは厄介なもんさ。俺たちはそう違わないのかもな。」
すると、コナーのLEDが黄色に点滅する。
コ「今、新しい事件の報告が入りました。」
エ「えっ!」
コ「このすぐ先です。見に行きませんか?」
エ「行きましょう!」
ハ「先に車に戻っとけ。」
ハンクはハンバーガーを食べ終えると、車に戻ってきた。
ハ「さぁ、いくぞ。」
エ「はい。」
3人は現場へ向かった。
ついたのは空きアパート。
誰も住んでないはずなのに物音がしたというのだ。
エレベーターに乗り部屋へと向かう。
ドアを叩くが返事がない。
エ「猫とかじゃないですか?」
コナーはドンドンと強く叩く。
コ「すみません!」
しかし返事はない。
コ「開けろ!デトロイト市警だ!!」
エ「ひっ!!
コナーの大きな声にびっくりするエマ。
すると中でゴトンっと音がする。
ハ「下がってろ。」
ハンクは銃を構えた。
エマも銃を構える。
扉を蹴り飛ばし中に入るが、人影はない。
ハ「うわっ!なんだこりゃ!」
奥の部屋には鳩がたくさんいた。
エ「臭い!」
コナーはそんな事お構いなしに部屋を調べた。