桐生夢小説

□覚悟
5ページ/8ページ

芽「行きます!!」

真島と互角に戦っていく芽依。

「あの子すげぇ!」

「あれ、真島吾郎だよな?」

「いけー!」

2人の周りに人が集まる。

真「あかん!惚れてまいそうやで〜!」

芽「よそ見してたら危ないですよ。」

熊手打ちをくらい頭から血を流す真島。

真「オラァ!」

芽「くっ!」

真「ヒーッヒッヒ!!」

笑っていると真島は足を払い除けられ、こけてしまう。

真「ぐげ!」

芽「はい!」

真島の腹に一発くらわせようとした芽依だったが、寸前で止めた。

真「何やっとんねん、トドメさせや。」

芽「・・・怪我してるところに攻撃するほど、Sじゃないので。」

真「あまいのぉ。敵に同情したらお終いやで。」

芽「真島さんは敵じゃありませんから!」

真「あ?」

芽「私の大切なお客様です!」

にっこり笑う芽依を見つめる真島。

真「・・・アホらし。」

真島はふっと笑い立ち上がる。

真「じゃあ、また今度お店いくわ。」

そう言って何かを芽依に手渡す。

真「これで怪我治しや。」

渡されたものを見ると沢山のお札だった。

芽「こ、こんなにいただけませんよ!」

真「勘違いすんなや。整体の前払いも入ってんで。」

じゃぁと手を振って帰る真島。

いつもよりテンションが低いように見えたが芽依は真島に頭を下げた。

すると桐生から電話がかかってくる。

桐「芽依。大丈夫か?」

芽「はい!今終わったところです。」

桐「そうか。俺も歌彫に会ってきた。今からセレナへ戻るところだ。」

芽「わかりました!私もセレナへ向かいます!」

芽依はセレナへと向かった。

麗「おかえり芽依ちゃ・・・なんでそんな怪我してるの!?」

頭や頬から出血している芽依を見て驚く麗奈。

芽「真島さんとちょっと喧嘩してて。」

伊「女相手に喧嘩?相変わらず訳のわからねぇ男だな。被害届でも出すか?」

芽「いえ!治療費頂きましたから!」

伊「・・・お前がそういうならいいが。」

そこに桐生も戻ってくる。

桐「芽依!大丈夫か!」

怪我をする芽依をみて焦る桐生。

芽「やだな大袈裟ですよ!」

はっはっはと笑う芽依にみんなは大した女だと思った。

芽「そんな事より!何かわかったんですか?」

桐「あ、あぁ。」

桐生はあったことを話し出した。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ