リク夢小説★KH3まで完結★

□心
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それからマリンは自分の中に眠るゼアノートの闇を辿ることにした。

マ(ゼムナス・・・彼はゼアノートのハートレス。なのに・・・どうしてあんなに悲しそうなの。)

ゼムナスと話した時のことを思い出す。

マ(何かあるはず・・・ゼアノートとゼムナス。そして、頭の中で見えた若い男の人と老いた男の人。)

色々な世界に行くと、様々な映像が頭を流れてきた。

マ(強く流れる場所はホロウバスティオン ・・・いや、レイディアントガーデン 。そして、忘却の城。)

徐々に登場人物も増え、一部だが名前も聞こえるようになってきた。

マ(ん?)

トワイライトタウンから懐かしい匂いがした。

マ(・・・カイリ ?)

マリンは急いでトワイライトタウンへと向かった。

オ「とっても素敵なお話ね!」

ピ「きっとここで待ってればソラに会えるよ!」

ハ「あいつ、また来るって言ってたもんな!」

するとそこにアクセルがやってくる。

ア「なんとなーくここにくると思ってたんだよな!」

そこにマリンがたどり着く。

ハ「誰だ!」

深くフードを被るマリン。

プ「ワン!」

ア「なんだよ。今度はお前が邪魔するのか。」

マリンはアクセルを闇の中へ押し戻す。

カ「待って!!」

しかし、闇の回廊は閉じてしまった。

カ「・・・今のって・・・。」

ハ「とりあえずここから離れよう。またあいつらが来るかもしれない。」

ピ「うん!」

3人はカイリとプルートを連れて場所を移動した。







ア「あーあ。せっかく見つけたのに、また探さなきゃ駄目じゃんかよ。」

マ「カイリを捕まえて何するつもり。」

ア「何って・・・決まってんだろ。ロクサスを取り返すのさ。」

マ「私も・・・ロクサスには戻ってきてほしい。」

ア「だろ?だったら、ソラをまたハートレスにすれば良い。」

マ「・・・それは出来ない。でも、他に方法があるはず!だから、アクセル」

ア「無いんだよ他の方法なんて!!!」

声を荒げる。

ア「お前はそうやって適当に希望を与えて、本当はソラを失いたく無いだけなんだ。」

マ「そんな事ない!」

ア「だったら他の方法ってなんだよ!言ってみろ!」

マ「それは・・・これから探すの!みんなで探せばきっと!」

ア「ほらみろ。今は・・・何も思いつかないんだ。だったら俺は、手っ取り早くロクサスを取り返す方法にかけるさ!!」

2人の戦いが始まった。



マ「うっ!!」

ア「くっ!!」

アクセルは最大のパワーでマリンを攻撃する。

マリンは目がかすみ、動けそうにない。

ア「これで終わりだ!!」

すると、マリンから大きな闇を感じた。

ア「何!?」

闇にやられ、その場に倒れるアクセル。

ア「お前・・・その闇はあいつの・・・。」

アクセルは逃げるように消えていった。

マ「あああっ!!」

闇に包まれ苦しむマリン。

頭の中には今まで以上に映像が流れた。








ヴェ「ねぇ、アクア。星って何んだろ、光って何?」

ア「うーん、星は・・・。」

テ「星の一つ一つが世界だ。」

ア「テラ!」

テ「この世界の外には、俺たちが知らない世界がこんなにもある。光はその世界の心の輝きで、俺たちを照らしてくれてるんじゃないかな。」

ヴェ「それって、どういうこと?」

テ「要するにヴェンみたいなもんさ!」

ヴェ「なんだよそれ!」

テ「ヴェンにもそのうちわかるさ!」

ヴェ「今知りたい!!」

テ「今はまだわからないよ。」

ヴェ「また子供扱いか!?」

ア「ふふ。」

テ「アクア、何笑ってるんだよ。」

ア「だって!あなたたちまるで兄弟みたい!」

ヴェ「んー?」

ア「ふふふ!」

テ「ふっ、はははっ!」

ヴェ「・・・あはは!」








ゼ「テラ、お前こそがマスターにふさわしいというのに・・・なぜエラクゥスはお前を認めん。」

テ「・・・。」

ゼ「それは・・・お前を恐れているからだ。テラよ、私と共に世界に均衡をもたらそう。それこそが、キーブレードマスターの務めだ!」

テ「マスターゼアノートっ!」





ゼ「この時を待っていた!!老いて脆弱な器を捨て、若く強い器を手に入れようとな!!」

テ「あぁぁ!」

ゼ「お前の闇が、我が器となるのだあぁ!」









マ「あああっ!!!」

マリンはその場に倒れた。
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