楠雄夢小説 ★完結★
□時
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楠(やれやれやっと寝たか。)
蛍にテレパシーを送る。
蛍《あ、やっと終わったの?》
楠《あぁ。今からそっちに行く。》
鳥「あっ!やっと来た!!」
相「超絶眠いんですけどー!」
楠『さぁ、作戦会議だ。』
鳥「謝罪の一言もねぇ!」
楠『時間がない。頼む協力してくれ。』
鳥「・・・!」
相「とーぜん!」
楠『鳥束。お前にやってもらいたいのは僕の代役だ。明日の朝僕に成り代わり、あの山に近づかせないようにしてくれ。』
鳥「そんな上手くできるかなー。」
楠『必要以上に余計な事をしなければ大丈夫だ。もしバレそうになったらやれやれと一言いえ。』
鳥「そんな不自然な!」
相「でも蛍っちはどうすんのさ。あーしは予知しなきゃなんねぇから代わってやれないよ。」
楠『佐能さんはバイロケーションの最初の分身でいける。』
相「え?だって微妙に顔違ったじゃん。バレんじゃね?」
楠『僕と違って佐能さんは上手くできるようになったみたいでな。』
その言葉に蛍は分身を生み出す。
蛍A「こんばんわ!」
その分身は蛍にそっくりだった。
鳥「おお!」
相「マジだすげー!」
鳥「偉そうに言ってるけど、斉木さんより蛍ちゃんの方が優秀なんすね!あはは!」
そう言う鳥束を睨む楠雄。
鳥「ひぃ!」
すると蛍の分身が楠雄の前に来る。
楠『なんだ。』
蛍A「斉木くん・・・その。この間の答え言ってないよね。私は・・・。」
そう言う分身の口をふさぐ蛍。
蛍「何言い出すの!!」
蛍A「だってこの後大噴火するんだよ!今のうちに言っておかないと!」
蛍「だ、だからって今は言わなくていいの!!」
相「え!?なんの話!?え?どう言う事!ねぇ!」
楠『・・・何でもない。』
心臓がバクバクする楠雄。
相「何でもないじゃないし!!なぁアンタも気になんだろ!」
鳥「え?そ、そうっすねー!蛍ちゃんの返事気になるなー!」
相「返事ってなんだよ!なんか知ってんな!あ、あん時か!2人を助けに行った時!」
楠『おい鳥束。』
鳥「お、俺は何も言ってないっす!!」
楠『言ったようなもんだろ!!』
蛍「そ、そんな話より今後の話しようよ!!」
その言葉に止まる三人。
楠『・・・すまない、僕としたことが。』
相「ちぇっ。後で聞くからなー!だから終わらせてよね!」
鳥「ほっ。」
そして4人は動きだす。