クラウド夢小説★完結★
□古代種
5ページ/5ページ
ク「みんな・・・聞いてくれ。」
バ「・・・。」
ク「俺はニブルヘイムで生まれた元ソルジャーのクラウドだ。セフィロスとの決着をつけるためにここまでやってきた。」
ティ「・・・どうしたの?」
ク「俺は俺の意思でここまでやってきた・・・そう思っていた。しかし、正直に話す。俺は自分が怖い。」
ラ「・・・。」
ク「俺の中には・・・俺の知らない部分がある。俺は黒マテリアを渡してしまった。みんなが止めてくれなければ、エアリスをこの手で・・・。」
ユ「・・・。」
ク「そういう自分が俺の中にいる、俺ではない自分が。だから、俺はもうこの旅をやめた方がいいのかもしれない。とんでもないことにをしてしまう前に。」
ナ「・・・クラウド。」
ク「でも、俺は行く。5年前、俺の故郷を焼き払い、たった今エアリスを殺し・・・そしてこの星を破壊しようとしているセフィロスを・・・俺は許さない。」
ヴィ「ふっ・・・。」
ク「俺は、俺は行かなくてはならない・・・みんなも来て・・・くれるよな?俺がおかしな真似をしないように見張っていて欲しいんだ。」
シ「へっ。」
ク「エアリスがどうやってメテオを防ごうとしたのかはわからない。でも、まだチャンスはある。セフィロスがメテオを使う前に黒マテリアを取り返すんだ。」
バ「・・・そうだな。」
ティ「うん。そうだね!」
シ「ちょっとは頼りになるようになったんじゃねぇか?」
ラ「・・・行こう。」
みんなは北へ向かったセフィロスの元へ急いだ。
雪山をのぼり、洞窟を抜け、山頂へ辿り着いた。
ク「大昔にできたクレーターか。空から何かが落ちてきてここにぶつかった。星に傷ができたんだ。」
バ「ここのすげー量のエネルギーは星の傷を治すために集まってるわけか。」
ラ「あれを使ってメテオを発動させようとしてるのね。」
ク「あぁ。」
ラ「そんな事は・・・絶対にさせない。」
クラウド達はどんどん奥へと進んでいった。
その途中には黒マントが達がたくさんいた。
バ「なんでこんなところに黒マントが。」
ラ「ここに・・・セフィロスがいる証拠よ。」
黒マントのいる方へと進んでいく。
その先にはセフィロスがいた。
ク「セフィローース!!」
バ「ここまでだ!」
セ「そう、ここまでだ。この身体の役目はな。」
そういうと目の前で消えてしまった。
ク「消えた!?」
ティ「近くにいるかもしれない。」
すると頭の中に声が聞こえてくる。
《我らの役目は黒マテリアを主人のもとへ運ぶ事。》
ク「・・・我ら?」
《ジェノバ細胞を持つ者たち。》
ラ「うっ!」
ク「主人は・・・。」
《もちろんセフィロス。》
すると突然セフィロスが上からやってきて攻撃をした。
ラ「セフィロス・・・。」
そのセフィロスはジェノバとなりクラウドたちを襲ってきた。
みんなは立ち上がり、ジェノバと戦った。
ジェノバを倒すとカランと黒マテリアを落とした。
ク「ジェノバ細胞・・・なるほどな、そういうわけか。ジェノバはリユニオンする・・・。」
ティ「今まで私たちが追ってきたのはセフィロスじゃなかったの?」
ク「説明はあとだ。今はセフィロスを倒すことだけを考えるんだ。」
ラ「この奥に・・・セフィロスがいる。あいつの気配・・・感じるわ。」
ティ「なら、その黒マテリアは持っていかない方がいい。誰かに預けたら?」
クラウドはナナキの元へ歩き出す。
ク「・・・頼めるか?」
ナ「お、オイラが黒マテリアを?・・・うん、わかったよ。」
ク「誰にも渡さないでくれ、頼んだぞ。」
クラウドはラナの前に立つ。
ク「ラナ・・・一緒に来てくれるか?」
ラ「当たり前でしょ!」
ティ「・・・私も連れて行って!私・・・セフィロスの事許せない。」
ク「・・・わかった。みんなはここで待機していてくれ。」
クラウドはティファとラナを連れてセフィロスの元へ向かった。