クラウド夢小説★完結★

□古代種
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ク「みんな・・・聞いてくれ。」

バ「・・・。」

ク「俺はニブルヘイムで生まれた元ソルジャーのクラウドだ。セフィロスとの決着をつけるためにここまでやってきた。」

ティ「・・・どうしたの?」


ク「俺は俺の意思でここまでやってきた・・・そう思っていた。しかし、正直に話す。俺は自分が怖い。」

ラ「・・・。」

ク「俺の中には・・・俺の知らない部分がある。俺は黒マテリアを渡してしまった。みんなが止めてくれなければ、エアリスをこの手で・・・。」

ユ「・・・。」

ク「そういう自分が俺の中にいる、俺ではない自分が。だから、俺はもうこの旅をやめた方がいいのかもしれない。とんでもないことにをしてしまう前に。」

ナ「・・・クラウド。」

ク「でも、俺は行く。5年前、俺の故郷を焼き払い、たった今エアリスを殺し・・・そしてこの星を破壊しようとしているセフィロスを・・・俺は許さない。」

ヴィ「ふっ・・・。」

ク「俺は、俺は行かなくてはならない・・・みんなも来て・・・くれるよな?俺がおかしな真似をしないように見張っていて欲しいんだ。」

シ「へっ。」

ク「エアリスがどうやってメテオを防ごうとしたのかはわからない。でも、まだチャンスはある。セフィロスがメテオを使う前に黒マテリアを取り返すんだ。」

バ「・・・そうだな。」

ティ「うん。そうだね!」

シ「ちょっとは頼りになるようになったんじゃねぇか?」

ラ「・・・行こう。」

みんなは北へ向かったセフィロスの元へ急いだ。

雪山をのぼり、洞窟を抜け、山頂へ辿り着いた。

ク「大昔にできたクレーターか。空から何かが落ちてきてここにぶつかった。星に傷ができたんだ。」

バ「ここのすげー量のエネルギーは星の傷を治すために集まってるわけか。」

ラ「あれを使ってメテオを発動させようとしてるのね。」

ク「あぁ。」

ラ「そんな事は・・・絶対にさせない。」

クラウド達はどんどん奥へと進んでいった。

その途中には黒マントが達がたくさんいた。

バ「なんでこんなところに黒マントが。」

ラ「ここに・・・セフィロスがいる証拠よ。」

黒マントのいる方へと進んでいく。

その先にはセフィロスがいた。

ク「セフィローース!!」

バ「ここまでだ!」

セ「そう、ここまでだ。この身体の役目はな。」

そういうと目の前で消えてしまった。

ク「消えた!?」

ティ「近くにいるかもしれない。」

すると頭の中に声が聞こえてくる。

《我らの役目は黒マテリアを主人のもとへ運ぶ事。》

ク「・・・我ら?」

《ジェノバ細胞を持つ者たち。》

ラ「うっ!」

ク「主人は・・・。」

《もちろんセフィロス。》

すると突然セフィロスが上からやってきて攻撃をした。

ラ「セフィロス・・・。」

そのセフィロスはジェノバとなりクラウドたちを襲ってきた。

みんなは立ち上がり、ジェノバと戦った。

ジェノバを倒すとカランと黒マテリアを落とした。

ク「ジェノバ細胞・・・なるほどな、そういうわけか。ジェノバはリユニオンする・・・。」

ティ「今まで私たちが追ってきたのはセフィロスじゃなかったの?」

ク「説明はあとだ。今はセフィロスを倒すことだけを考えるんだ。」

ラ「この奥に・・・セフィロスがいる。あいつの気配・・・感じるわ。」

ティ「なら、その黒マテリアは持っていかない方がいい。誰かに預けたら?」

クラウドはナナキの元へ歩き出す。

ク「・・・頼めるか?」

ナ「お、オイラが黒マテリアを?・・・うん、わかったよ。」

ク「誰にも渡さないでくれ、頼んだぞ。」

クラウドはラナの前に立つ。

ク「ラナ・・・一緒に来てくれるか?」

ラ「当たり前でしょ!」

ティ「・・・私も連れて行って!私・・・セフィロスの事許せない。」

ク「・・・わかった。みんなはここで待機していてくれ。」

クラウドはティファとラナを連れてセフィロスの元へ向かった。
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