楠雄夢小説 ★完結★

□新学年
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3年生になった楠雄達。

蛍と楠雄は同じクラスになり、席も隣だ。

蛍「ぐ、偶然だね。」

楠「あぁ。」

2人は制御装置はつけておらず、楠雄はメガネも外していた。

蛍「私もイメージチェンジでコンタクトにしよっかなぁ。」

楠「それはダメだ!」

蛍「え?」

楠「その・・・他の男に・・・目をつけられたらどうする。」

そういう楠雄に赤面する蛍。

蛍「そ、そんな。私なんて・・・。」

するとクラスに照橋が入ってくる。

照「あ!蛍ちゃんと斉木くん!同じクラスなんだね!」

蛍「あっ!う、うん!」

照橋は席を確認し楠雄の隣に座る。

照「偶然だね!斉木くん!」

楠(なんだこの修羅場席は・・・。)

そんな事もありながら新しいクラスで過ごす楠雄達。

そんな2人は超能力者である事を話すため、みんなを呼び出した。

放課後の教室にはもうみんな集まっているようだ。

蛍「信じてくれるかな。」

楠「大丈夫だろう。謝らなきゃならない事もたくさんあるからな。」

蛍「・・・うん。」

すると楠雄の目の前にゴキブリが現れる。

楠「うわっ!!」

すると、後ろの窓ガラスが急に割れた。

楠「・・・え?」

蛍「さ、斉木くん・・・まさか。」

楠「そ、そんな馬鹿な!」

蛍「どど、どうするの!?みんなもう集まっちゃってるよ!」

楠「くっ。」

楠雄は超能力を使おうとするが何にも起こらなかった。

楠(たまたまか?いや、窓に何か当たった形跡はない。)

蛍「もしかして、このままちょっとずつ超能力が戻ったりしちゃったり・・・。」

静まり返る廊下。

蛍「と、とりあえずみんなに言うのは保留にしておく?」

楠「・・・そうだな。この問題が解決するまで・・・しかしもうみんなを集めてしまった、どうしたものか。」

そうだ!と何かを思いつく蛍。

蛍「その、このまま帰すのもあれだから・・・2人の事みんなに言って来てもいいかな。」

楠「・・・それもそうだな。」

2人はみんなが待つクラスへと向かった。

海「あ!おせーよ斉木!」

夢「あ!蛍も呼ばれたのー?」

蛍「い、いやその。」

才「俺様を待たせるなんていい度胸しているな。罰として今から佐能は俺の家に来い。」

窪「何さりげなく誘ってるんだよ!」

ギャーギャー喧嘩をする2人。

鳥(斉木さんどっちを言うつもりなんだ?超能力の事か蛍ちゃんの事か・・・あっ!両方か!)

楠「その・・・みんなに話がある。」

灰「なんだいあらたまって!」

相「ちょっと!!窪谷須と才虎!静かにしてよ!」

才「ぐぬぬぬ!」

蛍は楠雄の横に立つ。

窪「お、おい。まさか・・・。」

照「えっ。」
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