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□手に入れたのは。
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うるさい小鳥の鳴き声と、カーテンの隙間から差し込む光で朝が来たんだとわかる。



隣には、下着しか身につけていないレトさんがすやすやと呑気に寝ていた。



同じく下着姿だった俺は、ベッドから降りて着替える。




昨日、俺はレトさんを抱いた。
もうこの行為が何回目になるかわからないけど、これがおかしいということだけはわかる。


















だって、俺達は恋人なんかじゃないんだから。














レトさんはいろんな男相手に身体を売っているらしい。




それを知ったのは、三ヶ月くらい前。



レトさんが寝ていた時に、偶然はだけた腹部にたくさん残っていたキスマークを見つけてしまったのが始まりだった。


目が覚めたレトさんを問いかければ、身体を売っていることも、今日も抱かれたということも、すべて話してくれた。
あのキスマークは、その日にレトさんを抱いた執着心の強い男が全部つけたものだったらしい。


なんで、レトさんがそんなことをしているのかわからない。


俺がその時何を思ったかも忘れた…けど、その時レトさんに放った言葉だけは覚えてる。










「面白そうじゃん。俺も混ぜてよ」
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