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□ごめんなさい。
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昨日、レトさんと喧嘩をした。
喧嘩なんて今に始まったことじゃないけど、昨日のはほんとにやばくて……
俺とレトさんは付き合ってるわけだけど、なんか最近レトさんがやけにぺーぺーと仲が良くて、そんでいらついて。
『そんなにP-Pが好きなら、あいつと付き合えばいいのに。レトさんなんて大嫌いだわ』
嫉妬心丸出しの、餓鬼みたいな台詞だった。
それでもレトさんは傷ついてくれたらしく、P-Pの話をしていた時とは比べ物にならないくらいの驚きと悲しみが混じった表情をしていた。
そんなレトさんを置いて、俺はレトさんの家を飛び出す。
せっかく久しぶりのお家デートを楽しんでいる日のことだった。