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□いたずら。
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さっきまで、俺、P-P、つわはすくん、レトさんでゲーム実況を撮っていた。
今、レトさんがゲームで負けた罰ゲームとしてコンビニへ昼ごはんの調達をしに行っている。
ここ俺んちなのに! お前らちゃんと留守番しとけよ!とかなんとか言いながらしぶしぶ出ていった。
残された俺、P-P、つわはすくんの3人で駄弁っていると、P-Pが突然鞄の中から小さな瓶を取り出した。
「ねぇこれ知ってる? 媚薬って言うんだって」
「ぶふぉっ!?」
そして何を言い出すのかと思えば。
思わずお茶吹き出しちゃったじゃんか。
「うわぁ、キヨくん汚い」
「お前が変な事言うからだろ!! なんでそんなもん持ってんだよ」
「それ俺も思った」
驚いた顔をしながら黙っていたつわはすくんも口を開く。
「なんか大学の先輩に貰ってさあ。でも僕彼女とかいないし」
なんとなくむかつく顔でP-Pは答える。
そして、媚薬の入った小さな瓶を振りながらにやりと笑って言った。
「これさぁ、レトさんに使ってみない?」