おそ松さん夢

□第四杯
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『とりあえず行くぞ。だるい』

一「えっ この人いいの?」

『いや別にほっとくつもりはないんだけど』

カラ松(もう確認めんどいから確定で)さんをチラ見すると

「・・・」

服が汚れるのにも関わらず橋のド真中で
四つん這いになって項垂れている

これは・・・

一「一番めんどくさい奴だ って思ったでしょw」

カラ松さんに聞こえないようにそう耳打ちしてきた一

『なんでわかんのよ』

一「腐っても姉弟だから✩」

なんてウインク付きで返してくるもんだから
つい鳩尾を肘で突いてしまった

つい、ね

「・・グスッ」

『う〜んと・・・カラ松さん?』

間違っていたら怖いので一応控えめに話しかける

「・・・」

すると涙ぐんでこちらを見上げるカラ松さん

・・・これがギャップ萌えと言うやつか

『・・・ハァ』

ぽんぽん

「ッ!?」

軽くカラ松さんの頭に手を置いた

すると四つん這いのまま少しずつ俯くカラ松さん

少し耳が赤い

照れているのだろうか

『はは 明日、また構って上げますから』

ではまた と挨拶してその場から立ち去ろうとすると

「まっ 待ってくれ」

ゆっくりと立ち上がりながらサングラスをつけなおすカラ松さん

まだカッコ付ける気なのだろうか

「なっ 名前は・・・?」

案外カッコつけることなくこちらを向き言うカラ松さん

まだ顔と耳が真っ赤である

『・・・秘密、です』

口元に人差し指を当て軽く笑った

「えっ・・・」

まだ何か言い足りなそうだった彼だが

一「姉さん、あれ」

一が隣でつぶやくのでカラ松さんの後ろに視線をずらすと

『・・・松野さんは1日1人で十分だわ』

カラ松さんの後ろからこちらに向かってくる
もう1人の松野さん

カラ松さんには悪いがここで別れよう
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