特別編

□変わった日常
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「オウッ! 食うのは任せろ!」

「僕も調理するの手伝います!」

「じゃあ僕たちはテーブルとかを外に出そうか」

「サイッコーにビューティーな料理を頼むぜ!」

「ウチ、パフェも食べたいしー!」

「私もデザート食べたーい!」


瑞貴と小松は調理を始め、トリコたちは外に出すテーブルや椅子や食器を準備し始める。テリーもキッスもユンもクルッポーもこれからやることを知って、できることは積極的に手伝いをしてくれる。

そして外に出したテーブルには、完成した料理が次々と並べられた。


「おおっ! どれもうまそうだな〜!」

「デザートは冷やしたり保管してあるから、まずはちゃんとご飯からね」

「いろんな種類を作りましたから、テリーたちも食べられます!」

「それじゃあさっそく! この世の全ての食材に感謝を込めて」

「「「「「「「いただきます!!」」」」」」」


トリコを始め全員手を合わせて挨拶すると、取り皿にそれぞれ料理を取って食べていく。テリーたちもおいしそうに食べている。


「うっめー!」

「とてもおいしいよ!」

「うっまー!」

「超おいしいしー!」

「てんこ盛りなおいしさね!」

「口の中が幸せです〜!」

〈ウォンウォン!〉

〈ア゙ア゙ー!〉

〈ユーンユン!〉

〈クルッポー!〉


みんな笑顔で料理を食べている。それを見ながら瑞貴は自身も料理を食べると自然と笑顔になった。


「おいしい!」


一人ではどんなにスゴい食材も味気ないものに変わる。だが、トリコたちと出会えたことで瑞貴は笑顔で食事する機会が多くなった。『うまいメシはみんなで食べるからおいしい』と、トリコの言葉が脳裏に蘇る。


(葛藤もあったけど、みんなと出会って…仲間になって…一緒に食事できて……私は最高に幸せ!)


頬に手を当てて笑う瑞貴の笑顔に全員釘付けになったことは、知らぬが本人である。



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