ハイキュー 黒尾

□デート
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『お〜此処が〇〇大学ですね!
GWなのに結構人いますね』

〇〇大学の敷地に入るなりキョロキョロして落ち着かない様子のリエーフ




『ゼミとかサークルがあるんでしょ
私達と同じ忙しいんだよ、それよりリエーフ落ち着け』


リエーフをなだめる満里奈





『敷地広いですね』

女子1年生もキョロキョロしていた




『大学だから』


『私達も来年は大学生なのね』



『そうね…そろそろ進路を決めないといけないわよね』


『皆んなでこうやってバレー出来るのも残りわずかね』


寂しそうに話す佳苗、安加





『何言ってんの!?まだ3年になったばかりでしょ?
先のことはまだ考えるな!!』

2人に喝を入れる満里奈




『あ、ごめん』


『ごめん、ごめん!
そうね!今のことを考えましょう』



『そうね!』



〇〇大学の体育館を目指し、大学の敷地内を進んでいく





『…』

遥香は携帯で大学の体育館の位置を調べていた






「あはははははは〜」
「ウケるんだけど!」


すると、前方から楽しそうに騒いでいる大学生男女グループたちとすれ違った




『…』


…大学生か


遥香は楽しそうに騒いでいる大学生たちの声を聞き、自分を重ね、未来を想像した









『あとどのくらいで体育館着くんですか?』

女子2年生の者が佳苗にたずねた






『さー?主将!!』



『ん?』


佳苗が遥香に話をふるが、携帯に夢中で話を聞いていなかった






『敷地広いからって迷子になってないでしょーね?遥香』


遥香に再確認をとる佳苗











『大丈夫ちゃんと..『…遥香?!』



















『え?』







先程すれ違った大学生グループの1人が足を止め後ろを振り返り遥香の名を呼んだ




















呼ばれたので、後ろを振り返る遥香


















『坂田先輩!!』
「がシャン」

『あぁぁぁあ!!!』


驚くあまり段差につまずきかけ、持っていたスマホを落としてしまう








『遥香のスマホ大丈夫?』

『画面割れた?』



『いや、携帯より私の心配してよ』

『ぶぅ!!』
『あひゃひゃひゃひゃ〜』


遥香がムスッとすると
少しバレー部に笑いがこぼれた








『相変わらずみんなと楽しくやってるんだな
元気そうだな遥香』


音駒バレー部のところにやってきた坂田



『変わりなく元気でやってます』


一瞬坂田との過去が頭によぎった遥香




『少し大人っぽくなったな!すぐに気づかなかったよ』



『え、あ…ありがとうございます
坂田先輩〇〇大学だったんですね』



『知らなかったんだ
お!佳苗ちゃんも久しぶり!』


『どーも』

軽く坂田にお辞儀をする佳苗



『寺田も此処の大学だぞ!』



『…そうなんですか』

一瞬固まった佳苗


『おいおい〜ナンパかよ坂田』

後ろで待っていた大学生たちも音駒バレー部の元へやってきた


『みんな可愛いじゃぁん!』


『JKいいな〜懐かしい』























『あのイケてる彼は誰っすか』ボソ


ひっそりとリエーフが満里奈にたずねた




『うち(音駒)の卒業生
つまり先輩よ、私達の1つ上』



『なんで彼は遥香さんに一直線で行ったんですか?』ボソ





『…さぁ、
仲良かったからじゃない?』



…こいつに話したらめんどくさい


満里奈はリエーフに余計なことは言わなかった











『何で遥香たち此処(大学)にいるの?』



『これから〇〇大学の方たちと練習試合なので』



『え?!大学生と練習試合?
凄いね…気合い入れてるな』


驚く坂田



『今年こそ全国に行くので』











『もしかして遥香主将?』




『そうです』



『やっぱり』





『何でですか?』



『なんか貫禄ついた』



『えぇ!?』

軽くショックを受ける遥香



『いや!悪意味じゃないよ』



『そうですか…』

よく理解できなかった遥香





『なぁ、もしかして迷子?』







ギク

『…え』


心臓が跳ね上がる遥香





『なら俺、体育館に案内してやるよ』

遥香の心を察した坂田が案内をかってでた





『本当ですか?!』
『ありがとうございます』
『お願いします!』


安心する音駒バレー部たち






『え!悪いですよ』

焦る遥香







『遥香…私も遥香の気持ちは理解できるけど
もうすぐ集合時間だから案内してもらわないとヤバイ』ボソ



ひっそり満里奈が遥香に話す




…ヴ…仕方ない




『……坂田先輩
お手数ですが、お願い致します』





『おう!任せろ!

んじゃ〜みんなついてきてこっちだよ』





坂田に案内され、体育館に無事着くことができた
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