ハイキュー 黒尾

□仮マネージャー 2年の記憶
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『クロ重くない??』



『平気〜!俺男だし
むしろ........お前ちゃんと飯食ってるの?』





『ガッツリ食べてるよ..............クロ

..................ありがとう』




恥ずかしそうにお礼を言う遥香





すると黒尾が 遥香に顔を見えるよう横を向き、ニッコリ笑った



『いいえ♪』





『…』





…いつもみたいにふざけないんだ








......私今、ドキドキしてる





黒尾の背中におぶさった遥香は保健室に運んでもらった




























『いわゆる成長痛だね〜』


『成長痛?!』
『成長痛?!』

声を揃えて驚く黒尾、 遥香





『何処も異常ないもの.....駒井さんのカルテ見る限り
158pから164pになってる
1年生の時と比べて急激に伸びてるでしょ?
痛いってことは、まだ大きくなるみたいね、駒井さん』







『本当ですか?』


内心嬉しい 遥香








『先生!成長痛で歩けなるほど痛くなることあるんですか??』


先生を疑う黒尾






『黒尾さん大丈夫よ
人それぞれだけど成長痛が痛ければ痛いほど、ぐ〜んと伸びるから』



『やった♪』


『でも痛みが酷いようなら、部活無理しちゃダメよ
駒井さん無理しそうだから、黒尾さん見張り頼んだわよ』




『ウッス〜』


ニヤリと 遥香を見下しながら笑う黒尾



『え!?』







その後、教室に戻り弁当を食べた



......まだ伸びるのか










…背が大きくなったら黒尾みたいにミドルブロッカーできるかな









Zzzzz......







昼休みが終わり、5時間目の英語の授業が始まった

遥香の足の痛みも落ち着いていた


体育で動いたのと、弁当を食べた後なので
授業が非常に眠く、遥香の首がコクり、コクりっと頷いていた









Zzzzz......



『駒井さん』


『Zz......ーーーーーー!!!』


名を呼ばれ前を向くと先生が遥香の正面に仁王立ちしていた





............やば




すると先生はもっている教科書の写真を見せ
英語で 遥香に質問してきた





『 What food is this?』


先生が持っている教科書の写真は中華料理チャーハン

fried riceっと答えれば正解


しかし寝ぼけている 遥香は.....




『え............何?


あ!チャオハーン!』



チャーハンの発音だけ変えただけで、日本語であった





『ぶぁははははははははは馬鹿だな』
『キャハハハハハ〜』
『あはははははは〜ウケる!』

クラスが笑いに包まれる




『え?間違ってた?』

いまだに寝ぼけている 遥香




『駒井さん.........チャーハンは日本語』


呆れる先生



『はぅう!!』

急に恥ずかしくなってきた遥香




『ぶひゃひゃひゃひゃひゃ〜
相変わらず遥香は馬鹿だな〜』

大爆笑の黒尾






イラ

『クロに言われると人の100倍ムカツクんだけど!!』

黒尾に腹をたてる遥香






『それは人種差別だな〜
俺は遥香より頭いいし
チャオハーン何か言わね〜けど
ぶひゃひゃひゃひゃひゃ〜』


『ムカツクっ!!!!!』







『はい、そこ騒ぐな!
授業に戻るぞ〜
駒井今のチャオハーンのページの文章読んで』


『先生まで!!……ヴっ』



笑いに包まれながら授業が再開された


















『ったく何よ…』












『…』

チラッと黒尾を見ると目が合った








『……っ!!』




…クロと同じクラスになってから思う事がある



パッと顔を背け再び黒尾に視線を向けるとまた目が合った








『……』

『……』



…クロと目が合うと必ず一度そらし、また合わせる







…どうして?






…このドキドキは何?




































放課後になり、いつものようにバレーの練習が始まろうとしていた





『あ〜先輩』


黒尾が女子バレー部の主将を呼び止める






『んー?どうした黒尾?』



『実は遥香足少し痛めてるので、無理させないよう先生に言われているのでお願いします』



『そうなの?......わかった!』

















そしてバレー部に入部が決まった1年生の自己紹介が始まった




『1年4組山本猛虎です
又芝中学出身でポジションはウィングスパイカーです
よろしくお願いします』


『1年1組福永招平です
駒川中学出身でポジションはウィングスパイカーです......お願いします』




『..................1年6組弧爪研磨です
..................ポジションはセッターです
............よろしくお願いします』


研磨は相変わらず緊張していた




『最後の子、出身中学言うの忘れてるぞ』



男子3年の先輩が指摘した





『..............................すいません』


男子部員の自己紹介が終わると女子部員の自己紹介を行った


ちなみに女子バレー部は3人が入部した








『じゃぁ〜GWの合宿に向けて気合い入れるぞ』



『は〜い』




......今年こそ!全国へ行くんだから


ますます気合が入る遥香






『よし!まず我ら女子バレー部の今年の目標は守りの強化で行きます』



『はい!!』
『はい!!』



『厳しくて辛い練習になると思うけど
皆ちゃんとついてきてね!』


女子バレー主将が話を進める



『はい!!』
『はい!!』




『今年のGW合宿は○○女子高校で行います
それから〜......』





合宿に向けての説明、今後のことについて話が進められた









『はい!以上!!!!!
では皆練習再開します』


『はい』
『はい』
『はい』


コートに戻ろうとした時




『あ! 遥香

なんか足痛めてるんだって?無理しないでよ』


女子バレー部の主将に呼び止められた







『......え
なんで知ってるんですか?』


驚く 遥香




『え?さっき黒尾に頼まれたのよ
遥香が無理をしないように見張りを』




!!


..........普段意地悪ばっかなのに
























































『 遥香黒尾におんぶしてもらったんだって?』


下校中の安加に訪ねられた遥香




『助けてもらったって言ってよ』



『やっぱ〜黒尾と 遥香って仲良いよね?
どうなのよ?実際黒尾のこと?』



『え?!何?突然、満里奈』


『私も気になる!!』

『......私も!!』


満里奈に続き安加と佳苗も遥香に迫ってきた




『え?!............黒尾?』



............黒尾





『え!?すぐに答えられないってことは
やっぱり好きなの?!』


面白そうにチャカス満里奈




『いや......そうじゃなくて
黒尾のこと深く考えたことない』



『え!?どうして?』


『さぁ〜何でだろうね』


『ねぇ...... 遥香
まだ坂田先輩が好き?』


『いや!フラれたけど全く♪』


『黒尾と 遥香お似合いなんだけどね
ねぇ!渋谷寄ってから帰ろうよ』


『お〜いいね♪
最近出来た話題の店行きたい!!』


『いいね♪行こう!行こう』



渋谷に向かうため電車に乗り込む
遥香、満里奈、佳苗、安加












........................クロ






…私って黒尾鉄朗に恋してるの?
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