ラビユウ

□息をするのもままならない
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神田の部屋に入るなりベッドに雪崩れ込むようにラビは神田を押し倒す
極度の緊張状態で話す余裕もなくラビはそっと神田の唇に自身のそれを寄せると触れるだけのキスをする


「はっ…すげぇ、夢みたいさ…」


ラビは手の甲で神田の右頬を慈しむように撫でると再びキスをする、唇をそっと舐め下唇を一吸いすると舌で唇を割り口内へ舌を侵入させる
口内をぐるりと舐めると舌をそっとすくう、びくっと神田の身体が強張るのを感じ右頬を撫でた手を上行させ耳朶をくすぐると少しだけ緊張がほぐれたようで強張りがマシになる、舌を絡めて上顎をなぞるとくぐもった吐息が聞こえ身体が火照っていく
神田の唇を堪能し、ちゅっとリップ音を立てて唇を離すと慣れない刺激に顔を真っ赤にさせ、いつも鋭さを持っている瞳がうっすら涙に濡れている


「いい?」


ラビの低い声が鼓膜を揺らすと神田は真っ赤な顔のまま目をぎゅっと瞑りこくこくと何度も頷く
神田の反応を見る限り初めてなのだろう優しくしなければという気持ちと、純潔を汚したくなるような嗜虐心が鬩ぎ合う
一旦心を落ち着けるために深呼吸し神田の着衣に手をかけていく
透き通るような白い肌に梵字が浮かび目眩がするほどに綺麗だ
首筋に口づけ徐々に唇を滑らせ胸の突起を舐めると神田の体がびくっと跳ねる


「ダイジョブ?」
「や、驚いただけ…男にもあったな」
「そー、両方オレの可愛い乳首さ」


乳首の周りにくるりと舌を這わせぢゅっと吸い付き優しく舐める、反対は指先で軽く押しつぶすように触る
優しく出来るだけ神田の緊張をほぐすように触れていく
脇腹から腰へ撫で下ろしベルトを緩めると下着ごと下衣を足から抜き取る
既に硬く勃ちあがり先が濡れている、下から先まで撫で上げ、先をくるりと撫でると指先と先端を先走りが繋ぐ
先走りを絡めとった指先をペロリと舐め神田の顔を窺う


「すごい、やばい、可愛すぎるさ」
「馬鹿兎!そういうのやめろ!」


既に赤い顔をさらに羞恥で真っ赤にして両腕で顔を隠す
顔を隠したことでこちらが見えていないのをいいことに神田の屹立に口を寄せる、先端をにキスをしペロリと舐める
先走りと自身の唾液を混ぜると口に含み先端を舐めながら深く咥える、まさか自分が男のものを咥える日がやって来るとは夢にも思わなかったが嫌悪感はなく、むしろ愛しく感じる
急に与えられた強すぎる快感に体を震わせやめさせようとラビの頭を押しやるが快感に脱力した腕では押しやろうとしているのか撫でているのか分からない
神田はなんとか逃れようと腰を引くがラビは脚を下から抱えるようにして引き寄せ口淫を続ける


「…あっ、んっ…やめ、ラビっ」
「ひもひい?」


神田のものを咥え上下に扱きながらチラリと顔を見上げながら聞く
神田は声が出るのが恥ずかしいのか両手で口を押さえ身をよじる
口内で神田自身が質量を増し射精が近いことを知らせる、腰がガクガクと震え漏れる声に甘さが増していく


「あっあっあっ、らび…も、だめだめだめだめ」


いやいやと頭を左右に振り快感をやり過ごそうとするが強制的に頂点まで押し上げられる
強く吸いつつピストン運動を続けるととうとう精を吐き出す


「で、る…いくいく!」
「ん、らひて」


口内で精液を受け止る、最後にじゅるるっと尿道に残った精液を吸い出しゴクリと飲み下すと信じられないものを見たという顔で神田はラビを見つめる


「おいっ!そんなもん飲むんじゃねー!」
「美味しかったさ、ごちそーさま♡」


ペロリと舌を出し微笑む
神田の汗で張り付いた前髪を払い額に口付け、体が冷えないようにと神田に毛布をかけるとラビはベッドを抜け出す


「体辛くない?今タオルか飲みもん持ってくるさ」


そう言うと部屋から出ようとするラビの服を掴んでベッドに引き寄せる
神田は暫し逡巡するとおずおずとラビのスラックスの上からでも分かるくらい主張したものにそっと触れる


「ユウ、それ…っ、やばいから」


神田の行動に驚き、神田に触れられていると思うだけで強い快感を感じてしまう
ラビは神田の手を掴みそっと離させると毛布ごと抱きしめるとあやすように頭を撫でてキスをする


「ん、今日はここまで、無理しなくていいさ、ゆっくりで」
「無理してない、俺だけなんて納得いかない」
「……ごめん、エロすぎて抑えらんないからやめといた方がいいさ」


その言葉を聞いて神田は少しほっとする、ニヤリと笑みを浮かべるとラビの腕を引っ張りベッドに引き摺り込みラビの胸ぐらを掴んで顔を引き寄せキスをする


「ばーか、もう覚悟出来てんだよ」
「っ、後悔すんなよ」


神田の挑戦的な表情に背筋が粟立ち興奮が高まる、神田を押し倒すと何度も唇を重ねた
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