銀魂BL小説

□いつものこと
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〔よぉ、久しぶりだな。今こっちに来てんだ。迎えにいくから、支度しておけよ〕



そんな連絡が入ったのはつい数分前。
アイツから連絡くるなんて本当に久しぶりだ…。


確かに、俺はアイツに会いたかった。
会って話したいことが沢山ある。



けど、きっとアイツは―――――…








銀「そろそろかな…」




ガラガラガラ―――――
万事屋のドアが空き、迷いのない足音がこちらへ近づいてくる。




あぁ、やっぱり…



高「よぉ、銀時。迎えに来たぜ」


銀「高杉…」


高「ほら、行くぞ」


銀「あぁ…、来てくれてありがとな」


高「別に。俺がそうしたかっただけだ」




そう言うと背を向け再びドアへ向かう高杉。



これから俺等が向かう場所は決まっている。


今、高杉が借りている隠れ宿だ。




そう、いつものこと。


いつものことだけど…






銀「なぁ、お前こんなに堂々と表通り歩いてて平気なのかよ?」


高「さぁな…。まぁ、幕府の犬に見つかったら…そん時はそん時だ」


銀「まぁお前が負けるはずないか…」


高「お前が護ってくれるんだろ?銀時」


銀「なっ…」


高「クククッ…冗談だ」





はぁ、コイツは本当に……



銀「護る、よ。お前の事」


高「ほら、着いたぜ?」


銀「ん…」




高杉が借りている部屋に着くと、互いに離れた場所に座る。

これもいつものことだ。
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