銀魂BL小説
□雨
1ページ/3ページ
夜 俺はいつものように結野アナの天気予報を見る
「―――ということで梅雨前線がきていまーす。明日からは本格的に降り始めるでしょう。江戸もついに梅雨入りです。傘は毎日持ち歩いた方が良いかもしれませんね。ではこれで天気予報を終わります」
「結野アナの天気予報でした。では次のニュースです。昨日大江戸銀行に―――――」
梅雨入り…
今年もこの時期が来たか
雨は嫌いだ
色々なこと思い出しちまうから悪夢を見たり寝苦しかったりで体調も悪くなる
"明日から雨"
なんて考えただけで早くも頭痛がするぜ……
『そうだ……梅雨ならそろそろアイツが………』
ズキンッ―――
『いっ!!!……っってぇ…――クソッ……』
生臭い臭い
敵味方の呻き声
救えなかった仲間
守れなかった……先生
『やば………吐きそう………』
クラッとした瞬間 もうろうとしてる意識の中でも"倒れる"と自覚をしたが体に力が入るわけもない
倒れる衝撃を感じる前に銀時は気を失った―――――