アトーメント(atonement)

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アルル

ケロン軍の階級は准尉で、ケロロ小隊の諜報交渉担当である。
誕生日は地球周期で12月24日。身長は56.0p、体重は5.6sである。
ケロロの父親が若いころにすでに幼少期を迎えており、小隊最年長。
唯一、ケロン星以外で生まれたケロン人。毒ガスと化学薬品が蔓延した死の星に適応した突然変異種。
アルビノ固体であるため全身は白い。
額の部分に青い逆三角形のマークがついた灰色の帽子をかぶっている。
幼少期には商会用の少し形の違う帽子をかぶっており、マークはない。
地球人の姿に変身でき、かなりの美青年になっている。
体内で出身惑星の毒ガスを生成する臓器が存在している。

過去
実家はかなり貧しく、故郷の惑星をケロン軍に破壊された。
それでも憎しみを繋ごうとせず生きる努力をする兄姉や母親を尊敬しており、見習って優秀であろうと努めた。
だが、ケロン軍と商会がもめた際に戦争が勃発。短気で終わるだろうという周囲の予想を裏切り長期化、過激化、および残酷化していく。
元々商会は自分たちと同じ戦争被害者への救済を目的に造られており、防衛のための軍事力もかなりあったためである。
過酷な戦争時代でも復興を続ける星への援助は欠かさず、それが敗北の一因であった。
ケロロの父に戦時中に次女を目の前で殺されており、その時に「失わないために戦ってきたのに……どうしてこんなことになってしまったのだろう」と満身創痍に陥り、ケロン軍の捕虜になる。
家族をこれ以上失いたくないという思いと自分たちが悲劇を生み出すべきではないという思いから母は降伏を決断。
死刑台に向かう母にせめて泣かないことが抵抗だとその時から泣くのをやめる。
七兄弟の内三人は戦死、二人は死刑。残ったのは当時まだ幼かったアルルとミアアのみ。
ケロン軍を欺き本心を押し殺しながら生き続ける煉獄を本人は「姉貴を失わずに済むならそれでもかまわない」とやけくそのようにかたる。


性格
冷静沈着で客観的に淡々と仕事をこなす。人生経験豊富による要領の良さも持っている。
弱者に対して理解と優しさをみせる。
かつて戦争で家族を失ったことからケロン軍に対して強い憎しみを抱くも、姉を人質に働くことになる。
感情を殺すことで大人の対応をし続ける。
身分や種族関係なく私情では紳士に接するが、仕事となれば情けも容赦もない。
あまり怒ったことはないが、七兄弟の中で一番怒らせてはいけないタイプである。
短気な小隊を落ち着かせる立場にいる。
作戦には非協力的で、滞在が長引けば憎いケロン軍とも離れた地球で比較的自由に過ごせると作戦の出来の悪さを指摘しないなど打算的な面もある。
小隊内での人徳は高く、いざというとき頼られたり相談される人物。
軍人よりは商人に向いた技術を持っている。
過去の出来事のせいか現在唯一の身内である姉のミアアに対して過保護(シスコン)になる。
一方で姉のハニートラップの技術には信用しており、異性が近づこうと相手に同情するほど。


地下基地の一つに有害植物の庭園をつくり、そこで生活している。
防犯レベルは常に高く保っているため外気に漏れ出ることはないが、常人が入れば瞬時に吐き気に襲われるほど有害。

趣味は読書。まだ涼しい朝の公園で人気のない時間帯に読書をするのが落ち着くらしい。
その時でも日傘は手放さない。

能力
基本的な家事炊事はできる。
幼いころから商会で育ったために接待術・交渉術はプロ。
宇宙史上最も残酷を極めた戦争に参加していただけはあり戦闘能力も高い。
無駄な武器や損害を出さずに勝利を収められるスペックの高さをケロン軍にかわれている。
頭もよく、クルルに劣れども一定の科学知識がある。
突然変異種の為に乾燥に強い。
家族で作った商会(一般的には犯罪組織と呼ばれる)ティスターの幹部(会長の七人の子供)に送られる『イディオムリング』を駆使して闘うことが多い。


『イディオムリング』
ティスター商会の幹部である七兄弟のみに支給される万能装置。
使用者の環境によって自己的に進化し続ける。
武器の精製や通信・盗聴など便利な機能を持つ。
アルルは右腕につけている。
イディオムという特殊な鉱石が使用され、これが戦争のきっかけだという。
イディオムはアルルたちの出身惑星の身に発生する毒ガスの中でのみその純度と特異性を保てる。
つまり、体内で毒ガスを生成できるアルルとミアア以外ではリングを使用することができない。
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