BlackDREAM
□愛して、
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「…会議は以上だ。」
「私、お茶を入れてきます。」
「夢〜、茶菓子も頼むよ。」
「わかりました。」
人数分のカップと温めたポットを机に運ぶ。
「ああ、そうだ…」
「ん?なんだエルヴィン」
「いや…この間上から話があってね。結婚することになったんだ」
「え?」
持っていたカップを落としそうになり、慌てて支える。
「先にお前たちには伝えておこうと思ってね」
「へぇ〜!そうなんだ、おめでとう、エルヴィン」
「ああ、ありがとうハンジ」
「ふん、まあ悪くわない話だな」
私も…、私も何か言わなくちゃ…
「…おめでとうございます。団長」
「…ありがとう。」
「それでそれで?式は、いつ挙げるんだい?」
「ははっ、まだ気が早いよ。…まあ、決まり次第順に報告するさ。」