恋乱LB U

□源氏蛍
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「あれ?知りませんか?蛍を呼ぶ歌です!」

「知らないし、初めて聞いたけど」

「ふふ。蛍は綺麗な水場でしか生きられないんですよ。こんなに蛍がいるということは、ここの川はすごく綺麗なお水なんですね」

「へぇ…」

「こんなに元気に飛び回っているのに、あと何日かすれば死んでしまうなんて…綺麗なものほど、命は儚いものなのなんでしょうか…」




"綺麗なものほど命は儚い"


名無しさんもそうなのだろうか


俺にとって彼女は眩しいほど美しく、そして非力だ

その美しさ故に儚く映るのかもしれない


俺と違って、綺麗な場所で愛に溢れた環境で育ってきた名無しさん


この蛍のように、俺を置いて先に逝ってしまったら…


(らしくないね…)




「きゃあっ!」

「しっかり掴まってて」


名無しさんをヒョイと持ち上げて、横抱きにすると強く地面を蹴り上げる


どうしてこんなに不安で、焦っているのだろう





今すぐ欲しい





この華奢な体を抱いて、俺の腕に閉じ込めて…






目を閉じてぎゅっと俺に掴まる名無しさんを抱えて、風を切るように走り抜けたー…



























「急にどうしたんですか?才蔵さん…んぅ!」


俺の部屋に着くなり、すぐにその小さな唇を塞ぐ


自分でも驚くほど焦っていて、舌を絡ませて深く口付けながら、手は名無しさんの着物を素早く脱がせた


「ぁ…んぅ…」


前を隠すように腕でたわわな胸を抑える手

その手を避けて、頂を刺激しながら柔らかな胸を揉むと、名無しさんの息遣いが荒くなっていく


腰を強く抱き寄せて、首筋に舌を這わせると甘い香りが俺を包んだ



「んんっ…はぁ…ぁ…」


耳朶を甘噛みしてコロコロと指で硬くなった頂を転がす


それだけで妖艶に悶える名無しさん



胸から手を下降させて、愛液が滴る蜜壺に指を這わせると、既にそこはトロトロに溶かされたように熱くなっていた



それが堪らなく嬉しくて、愛しくて、焦らすことなくツプリと指を沈ませる


「ぁあんっ…は、ぁ…」


くちゅくちゅと音を立てながら蜜壺の中を掻き回すと愛液がポタリと溢れ落ちて畳の上を濡らした


「才蔵さっ…も…立っていられな…はぁんっ!」


俺にもたれ掛かるように、立ったまま絶頂を迎えた名無しさんをそっと褥へ横たえて、自分の着物を乱暴に脱ぎ捨てる


猛る自身の鈴口に愛液を絡ませて、ゆっくりと中へ沈ませると、絶頂を迎えたばかりの蜜壺がもう限界とばかりに俺を締め上げた



「は、ぁ…力抜いて…」


「んっ…ぁ…」



苦しそうな名無しさんに深く口付けると強張った体から徐々に力が抜けていく

ゆっくりと奥まで進めると鈴口が名無しさんの蜜壁に当たって漸く全て繋がった



「ぁ…ふぅ…ん…」


「…余裕なくて悪いね…」



でも止められない



「ぁあっ!はぁ…ん!」



激しく名無しさんの蜜壁に自身をぶつけると、衝撃でゆさゆさと名無しさんの体が上下する


淫らに揺れる胸を両手で揉みながら、尚も激しく腰を打ち付けると狂ったように反り返った自身が歓喜に震えた



「ぁっ!さいぞ…さっ…!」



どこにも行かないで


俺の側にいて


不安に駆られた胸の内を誤魔化すように、この世で一番大切な女を犯す



「は…気持ちいい…」


「んっ!ぁあん…っ!」



グリグリと自身を蜜壁に擦り付けて、名無しさんを抱き上げると、俺の上に座らせて下から貫いた



「あっ!駄目…っん!」


首に回された手に力が入っていく


ぎゅうぎゅうと狭くなっていく蜜壺

限界が近いのだろう


(俺も…限界かな…)


速度を更に上げて、突き上げると名無しさんが先にビクビクと痙攣する


そして後を追うようにピッタリと隙間なく抱き合いながら、熱い想いを名無しさんの中へ全て注いだー…
























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