恋乱LB U
□倍返し
2ページ/2ページ
「ん…ぁ…は…ぁ…」
「ココだけでイッちゃった?」
「ぁっ!ゃあっ…ゃめ…ん!」
キュッとイッたばかりの芽を指で摘まむと、体を大きく反応させて、甘い声で鳴く
「…すごい溢れてる」
「ん…やめて…は…」
「蓋してあげるよ」
既に熱を持ち硬くなった己をズプズプと蜜壺に沈めると、脈を打ち鼓動する蜜壺が俺のモノに吸い付いた
「あっ!はっ…ちょっと…まっ…ん!」
「もう待てない…限界…」
とうの昔に限界を越えていた俺は、狂ったように己を刻み付ける
「ぁっ!ん!や…っ!」
激しく叩きつけられる度に短い嬌声を上げる名無しさん
潤んだ瞳に、愛液の何とも言えぬ甘ったるい香りがまとわりついて、俺の下で妖艶に喘ぐ名無しさんを無我夢中で抱いた
彼女はまるで麻薬のように俺をこんなにも狂わせる
「…く…っ…」
「…もう才蔵さんのことは信用しません」
「何さ急に」
「狸寝入りするなんて…卑怯です」
「お前さんが勝手に寝てると思い込んだだけでしょ」
「………………」
横向きで腕枕をしながら、幸福な余韻に浸っていると、どうやら狸寝入りされていたことが納得いかないようで、口を尖らせた名無しさんがブツブツと文句を言った
「名無しさん」
「…何ですか、い゛っ!!」
みょーんと彼女の頬を摘まむと、間抜けな顔をして呻き声を上げる
「くくっ…何その変な顔…」
「へっ…変な顔って…ひどい!ってか何するんですか!痛いです!!」
「さっきのお返し。お前さんもやったでしょ」
「…こんなに強く引っ張ってな…って、本当にいつから起きてたんですか!?」
「さあね」
騒ぐ彼女の頭を優しく撫でながら、ニッコリと微笑む
名無しさんがしてくれたように、この手から愛情が伝わればいい…そう願いを込めながら、甘い午後は過ぎていったー…
「そういえばお願いって何?」
「……忘れました…」
End