男性=無理☆

□来るなァァァァア!!
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此処は立海大附属中学校。

此処で、ある噂があった。

「ねぇねぇ、聞いた?転校生が来るらしいわよ」

「聞いた聞いた!!スッゴい地味なんでしょ〜!」

「そうそう!!でも、化粧していないみたいだし、怖い子じゃなさそうだよ〜」

「マジで〜?友達になろうかな〜」

とまあ、偉い子が沢山の立海大附属中学校。

地味な子…それはこれから来る子の事であった。

丁度、仁王雅治と丸井ブン太のクラスに転校してくるようだ。

HomeRoom

先「おーい、席につけ。これから転校生を呼ぶ。静かにすれよ〜。水野、入れ」

ガララ

『あわわっ!?』

ドッテーンッ!!

入ってすぐ転けた女の子…それが地味versionの水野彩花だ。

先「み、水野…大丈夫か?」

『help、大丈夫です。』

先「嫌、矛盾してるぞ?」

「プッ!!助けて大丈夫ってwww」

『あ…間違えました。大丈夫です。』

英語も駄目駄目演技…。

『えっと、は、始めました!!』

「何を!?初めましてだろ!!」

『間違えました。初めまして、水野彩花です。宜しくお願いします!!』

先「間違えすぎだろ…まあ、良い。水野は丸井の隣な。丸井、手を上げろ」

丸「ウィーッス」

丸井ブン太と言う頭を赤く染めた少年が手をあげた。

彩花はその少年の隣を座った。

先「じゃあ、HomeRoom終了だ。」

「よっしゃあ!!」

HomeRoomが終わると、彩花の周りに沢山の人が集まった。

「ねぇ!水野さんは何処に住んでたの?」

『ええと…秘密で…。』

「じゃあ、好きな人は?」

『居ませんよ』

「このクラスで格好良いと思った人は?」

『居ませんよ』

男関係の質問を全て即答する彩花に全員が目を開いた。

「え!?丸井君とか格好良いとか思わないの?」

『全然』

またもや即答

丸「う、嘘だろぃ!?」

『嘘ではございません。何故、格好良いとか思わなければならないのかが分かりません。』

「え、丸井ってコレだぞ?」

一人の男子生徒が丸井を指差した。

『ええ、ですから格好良いと思えません。すみませんが、男子は近寄らないでもらえますか?』

「ええ〜…何で?仲良くしようよ〜」

『無理☆』

目にも止まらぬ早さで彩花は男子生徒から離れた。

「早っ!?」

『ごめんなさい。本当に男子は無理なんでふ!!』

そして思い切り噛んだ彩花。

「じゃあ、仁王は?」

『無理でふ!』

また噛んだ彩花。

噛み方が可愛らしいので全員が顔真っ赤です。

『ふぇ?何故、皆さんは顔真っ赤?』

「ちょっ、おまっ、可愛過ぎ…」

「やばっ、彩花ちゃんお友達になろ!!可愛過ぎだよ!」

『???良いですけど…』

「じゃあ、俺も!!」

『吾勘弁して下せぇ』

土下座した彩花を見て全員爆笑!!

「プッ!!口調違うし、何故土下座w」

丸「やべ、超面白ぇ!!」

仁「まさかの土下座www」

『あ、私はこれから用事がありますゆえ、ここら辺で1度退散させていただきます。』

「じゃあ、また後で話そ〜♪彩花ちゃん」

『ハイ!!では、失礼します!!』

タタタッと走ってまた廊下で転んで行った彩花。

仁「クククッ…面白い奴が来たのぉ。後で幸村に報告しちゃるか…」

丸「そうだな!プッ!!勘弁して下せぇ…ってwww」

その後の授業は授業になっていなかったとか……。
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