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□真っ暗happening!?
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……その後、彩花はテニス部が部室に戻った後……少しテニスコートで壁打ちをしていた。
『……ッ……絶対…彼奴等に本当の私なんて見せない。』
すると、着替え終わったのかテニス部がゾロゾロと出てきた。
『……チッ…』
跡「彩花、帰るぞ」
『何私の名前で呼んでんのよ!!(怒)』
ポカンッといい音がした。
そう、彩花が跡部の頭にボールを当てたのだ。
『……さて、帰るか。』
スタスタと何事も無かったかのように歩いて行く彩花に皆唖然としていた。
鳳「水野さんは跡部部長が嫌いなんですか?」
『男の人全て嫌いですよ。』
鳳が驚いて彩花の顔を見た。
彩花は悲しそうな目をして笑っていた。
と言っても苦笑いだが…
鳳「……何で…?」
『……さあ…。それはまだ話さない。』
鳳「そう…ですか…。」
……と、話していると突然…廊下の電気が消え、当たり一面真っ暗になった。
『キャァ!?』
宍「え…水野?」
『……ッ〜〜(ギュッ』
忍「み、水野?///」
……数分経って……
電気が復活した。
『……(ギュッ』
忍「水野?おーい」
そう…あろうことか、彩花は忍足に抱き付いていたのだ。
『…あ、ごめん。』
彩花はパッと離れた。
鳳「水野さん…大丈夫ですか?」
『……あ、ああ…大丈夫だ。』
動揺して口調が違う彩花。
宍「口調が違うぜ?少し甘えてみたらどうだ?」
『……(ギュ〜〜』
彩花は宍戸に抱き付いた。
『怖い…(ギュ〜〜』
宍「////」
ボンッと顔を赤くする宍戸。
それを羨ましそうに見る他のレギュラー部員。
『……男の人…暖かい…ポカポカ…』
いきなり子供っぽくなった彩花。
可愛らしい。
宍「宍戸な。」
『宍戸〜…ありがと〜…』
宍「か、可愛い!!」
宍戸は彩花を抱き締めた。
『……可愛い?(キョトン』
優「宍戸ズルい!!私だって彩花をギュ〜〜したこと無いのに〜!!」
跡「……水野…さっさとかえんねぇとやべぇんじゃねえのか?」
『あ、そだった。ありがと、宍戸(ニコッ』
宍「あ、ああ///」
ニコッと笑い離れた彩花。
そして、ゆっくり歩き出した。
『フフ、明日が楽しみだな〜(ニコッ』
鳳「明日の事話したんですか?跡部部長」
跡「あ…。水野、明日から三ヶ月合宿だ。」