家族ごっこ

□イタズラゼニガメ団
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……ある日のこと。

彩花の通うポケモン学校で事件が起こった。

それは、彩花の通う学校で捨てられたゼニガメや追いかけ回されたポケモンが暴れ出したのだ。

勿論、先生達も解決しようと努力したが、ゼニガメ達はすばしっこく、誰も捕まえられなかった。

そんなとき、先生達は思った。

ポケモン相談所に頼みに行こう≠ニ

ポケモン相談所とは、彩花(リーダー)と彩花のポケモン達が働いている所だ。

先生達はすぐに行動した。

そして、生徒会室に着くと、コンコンとノックした。

すると、中から出てきたのはリーダーの彩花だった。

『はい、どうしましたか?』

彩花は微笑み、先生達を生徒会室に入れてお茶などを差し出した。

先「学校の中でポケモン達が暴れているんだ。解決してくれないか?」

『分かりました。引き受けますが、交換条件があります。解決しましたら、生徒がポケモンを追いかけ回すのは止めていただきたい。それと、ポケモンを捨てるのも辞めさせてください。以上です。』

彩花はそれだけ言うと、準備し始めた。

先「分かった。じゃあ、宜しくな。」

先生は安心して、職員室に帰っていった。

《彩花、先生に場所聞かなくて分かるの?》

この子供のような話し方をしているのはリオルの海兎。

彩花のパートナーだ。

『悲鳴が聞こえた場所に行けば辿り着くと思うし、大丈夫でしょ。』

《主、あまり無茶はしないでよ…?》

この彩花を主と呼んでいるのが、レシラムの讖。

彩花がトレーナーから助けたポケモンだ。

《いざとなったら呼んでね♪姫様♪》

彩花を姫様と呼んでいるのが、キュウコンの月夜。

彩花に惚れて付いてきたポケモンだ。

『分かってるよ。ありがと(ニコッ)さあ、準備も出来たし、行こうか♪皆』

彩花はそう言うと、生徒会室を出て、スタスタと廊下を歩き始めた。

あ、勿論の事だが、鍵は掛けました。
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