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□やあ♪
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今日、此処氷帝学園では、何故かマネージャー発表会というものがある。
それの中には、彩花も例外ではなかった。
『かったるい…テニス部くらいでキャーキャー言わないでほしいな。』
今、毒舌らしきものを言ったのが水野彩花だった。
その隣に居るのが彩花の唯一の友達の優花。
彼女もテニス部を嫌っている人の一人だ。
優「ほんとねー。彩花、サボろ」
『そうだね。』
すると、放送で/マネージャーは水野彩花な。\と流れた。
優「彩花……ドンマイ♪」
『チッ……仕方無い。やるか。』
優「まあ、彩花なら何でも出来るし大丈夫だよ、多分。」
『ああ。頑張るわ。』
ゲッソリしながらテニス部部室に向かう彩花。
優「何かあっても絶対あのうざい執事がなんとかするでしょ。」
『多分ね。じゃ、行ってきます(ニコッ』
優「なるべくその笑顔は使っちゃ駄目だよ!!」
『うん!!(ニコッ』
……と言い、走っていった。
優「何かあったら私が飛んでいってやるんだから…(メラメラ」
……場所が代わり、テニス部部室前。
コンコン
跡「良いぞ。」
『失礼します。』
ガチャッ
『ハァ……こんなことならミーハーのフリでもしておけば良かったかな。』
ボソッと呟いた言葉はレギュラー全員に聞こえていた。
忍「今回はミーハーやないやな。」
『チッ…水野彩花です。』
忍「舌打ちは酷ぅない!?」
『別に酷くないですよ。変態にはこの程度の事しても良いですよね。』
芥「良いC〜!」
『あ、あと、マネージャーの仕事は全て知っているので、教えなくて良いですよ。』
跡「ほぉ…じゃあ、体を使う仕事は知っているのか?アーン?」
『……てめぇ、ふざけてんのか?どっかの坊っちゃんだか知らねぇけど、あんまふざけないでほしいな。(黒笑)』
いきなり口調が変わった彩花に全員が驚いている。
鳳「……み、水野?」
『あ、はい。何ですか?』
無表情に戻った彩花。
鳳「……君っt」
鼬「彩花様!!」
バタンッと扉を開けて来たのは執事の讖だ。
『……何で此処まで来てるんだ?讖』
讖「だ、だって、彩花様がテニス部マネージャーだと聞いて…」
『……讖、私は大丈夫だから、帰って。ね?(ニコッ』
可愛い笑顔で讖を帰らせた彩花。
讖は渋々歩いて帰りました。
跡「可愛いじゃねぇの。」
『……は?(黒笑)』
跡「な、何でもねぇ。」
鳳「水野って可愛いね」
『……フフ、ありがと(ニコッ』
鳳「////」
跡「俺様と鳳の差激しくねぇか!?」
鳳「『気のせいですよ』」
『今日早速マネージャーやるんですか?』
跡「あ、ああ…そうしてくれ…(泣)」
『分かりました。あ、跡部部長…からかってすみません(ニコッ』
跡「ああ…」
可愛らしい笑顔で出ていった彩花。
跡「水野ってあんなに怖ぇんだな。」
鳳「初めて見ましたが、水野さんってあんな可愛い笑顔をするんですね。」
忍「ほんまな。」
宍「初めて見たぜ。」
芥「跡部の思惑通りになんなかったC〜」
日「それも初めてですね。」
樺「ウス」
跡「彼奴をいたぶるのは後回しだ。今は全員練習するぞ!」
全「はい/せやな/おお/ウス!」
……とまあ、練習が始まった。