え、女子ってバレないんですが?
□城を出るきっかけと出たあと
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……お城の中は今日も暇。何もすることがない。いや、書類はあるんだけどね?終わっちゃったから暇なの
『あ!』
「どうしました?アヤカ様」
『ヴェルス!僕城出する!』
「「「はぁあぁあああああああぁああああああああああああああああああぁぁぁ!?」」」
よし、即準備していくぞ!←
「絶対許しませんからね!姫様!」
「城出なんてしてはいけません!」
めっちゃ止められる※当たり前
でも、絶対城から出てやる!
そう思い、僕はとりあえず自室に戻った。普通に出ては国民にもバレるので、僕は男装して出ていくことにした。…何やら、北海道という所の農業高校?とやらは寮があるらしいからそこに行こうと思う。その方がバレねぇ←
よし、転校手続きして寝るべ←
僕はヴェルス達にバレないように転校手続き等を済ませ、寝る事にした。
…翌朝、僕は朝早くに起き、城を出た。ちゃんとボイスチェンジャーを喉に着けて男装して出た。そうしないとすぐ見つかるのでね。
外へ出るとまだ誰も出ておらず、静かだった。飛行機はもったいないので、影に潜って移動した。
…さてと、大蝦夷農業高等学校に着いたのだが…ここは何処だ?
「…君、誰だ?」
…振り向いてみると、目がキラキラしてるアームストロング大佐のような人がこちらを見ていた。
『ん?名前を聞く時は自分が名乗ってからだろう?』
「それはごめんな。俺は食品化学科3年の稲田真一郎。君は?」
『僕は水侍 雅。ここに転校してきたものだ。』
アア…言い方間違えた…嫌われたくないな…。
稲田「水侍か。よろしくな」
稲田先輩は気にもせずに握手を求めてきた。僕は握手をし返す。すると、稲田先輩は驚いた顔をしてきた。
稲田「水侍って…女の子?」
『…そのことは秘密にしておくれなし。僕は隠していなきゃいけないので。』
稲田「成程。そういう事なら、隠しておくよ。よろしくな、水侍」
『はい!よろしくお願いします。』
稲田「うん、いい返事だ。職員室が分からないんだったよな?案内してやるよ。」
そう言い稲田先輩は職員室まで僕を案内してくれた。そして、稲田先輩と別れた後僕は職員室へ入った。
「お?君が転入生の水侍かな?訳あり転入生の。」
『あ、はい。訳ありで転入してきました。水侍 雅と言います。よろしくお願いします。』
僕がそう言うと、ニワトリのような先生が「訳あり?」と聞いてきた。
『僕、不死魔の人で、ちょっと城出してきたんですよ。なので、バレてはいけない者なので男装させて頂いてます。』
ニワトリ(?)「不死魔…不死魔国の…!?」
『はい。僕はアヤカ・シャダウィン。不死魔国王女です。』
「王女…様ですか…!?それは失礼しました!では、アヤカ君だけ入浴時間をズラしましょうか!」
『あ、それと、僕偽名で通わせてもらいますので名前を申しておきます。水侍 雅と申します。よろしくお願いします!』
ニワトリ「まあ、王女様だからと言って、1人だけを特別扱いする訳にはいきませんから皆平等にいきますぞ?」
『それで良いです。あと、男装しているので、出来れば男子と一緒にして頂きたいのです。』
「ふむ…では、どうしましょうか。あ、桜木先生。確か、八軒君達の部屋に1人分空いてませんでしたかな?」
桜木「確か、空いてましたな。では、そこに住んでもらう形にしますか?校長先生」
え、校長先生だったの!?小さくてびっくりした…
校長「そうですね!では水侍君、桜木先生に案内して貰って寮に移ってください。お風呂の時間はメールにてお知らせ致します。」
桜木「…校長先生、水侍は何科でしたかな?」
校長「えーと…」
『酪農科です桜木先生。』
桜木「あ、じゃあ、八軒に全部教えて貰って」
笑いながら桜木先生はそう言った。
『了解しました!』
ニワトリ「元気良いな!その元気が続けばいいが…」
『大丈夫ですよ、13徹しても元気いっぱいな王女なんで』←
全員「それは寝てください!!」
怒られちゃったw
まあ、今日はちゃんと寝よう。明日からキツイだろうからな。
『えっと、じゃあ…桜木先生、御案内お願いします。あ、この通信機ピアスとフードだけ許してください。何かあった時用の通信機なので。』
桜木「はいよ〜じゃ、水侍連れて行きます」
他先生「行ってらっしゃい」
ということで、桜木先生に案内してもらうことになりました。
◇