題名のない日々
□Summer Mothion
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ジリジリと焼け付くような反射光の中を抜けて、初めて二人で進む道程はやけに眩しかった。
夏休み。
初めて先生と外で会う約束をして、しかも家に行くことになった。
…ここにくるまでに、沢山の課題と格闘した訳だけど。
俺にとって人生初デートの相手が学校の先生で、しかも同じ男だとは思ってなかったけど…。楽しみにしてた自分が居たんだから、これでいいと思える。
フワフワ舞い上がる心は、固いアスファルトの感触すら忘れてしまいそうな程だ。
隣に並ぶ私服姿の先生に目を向ければ、胸の辺りが温かくなる。
これが恋なんだ!
回ってるのか回ってないのか分からないような頭でアレコレ考えてたら、いつの間にかマンションに着いた。
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