題名のない日々

□Summer Drug ー*
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太陽が一番高い真夏の午後。

耳障りな蝉の声も、低く唸る冷房の音も消えていく―。






「―っ!?ちょっ…止めろっ!」


俺の下で肩を押し返してくるハルを無視して、キスで唇を塞ぐ。

制止の言葉ごと舌で絡め取ってやると、諦めたように腕の力が緩んでいった。


抵抗するのは、最初押し倒す時だけになっていた。
それも、本当に嫌がっての行動ではなくなってきてるのにも気付いてる。

多分、男としてのちょっとしたプライド。
素直に押し倒されてるんじゃ、自分が許せないんだろう。


それでも、今ではずっと素直に俺との行為を受け入れるようになったけど―。





無意識に貪っていた口内は、あっという間に熱が籠もって、混ざり合うお互いの唾液は甘い媚薬となって欲を誘う。




いつしか俺も、自制心を置き忘れて―。







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