題名のない日々

□Summer Drug ー*
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縋るように腕を伸ばしてくるハルの身体を抱え込むと、汗ばむ肌が吸い付いて更に密着感が増す。
日に焼けない白い肌が、差し込む夏の日射しを淡く反射する。


「―‥晴衣…こっちもイイ?」

「んっ…ゃ、あッ…!」


上から下へ、滑らせた手の中に一際熱を持つハル自身を包み込むと、堪えていた声が洩れ始めた。
それでも耐えようと回した腕に力を入れ、目も口も固く閉ざす。

耳を擽る甘い吐息に、理性が音を立てて崩れていく―。



ハルを押さえ込んで脚に手を伸ばす。


一瞬にして強張るこの身体を、あと何回手に入れれば、この距離は埋まるんだろう…。



―…なんて言い訳すれば、手に入る?







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