題名のない日々

□Summer Drug ー*
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冷房を利かせた部屋の中。

それでも、体を密着させているせいで早くも肌に汗が滲む。



服を捲り上げ、少し湿ったハルの白い肌を撫で上げていく。
薄く付いた筋肉、均一に並ぶ肋骨を一本一本なぞって。

色付く突起に触れれば、僅かに身体を震わせる。
そこに指先を押し当てて弄ってやると、固く存在を主張して体温が一気に上がっていくのが分かった。


「ッ…やぁっ、…!」


頭を押さえつけてくる弱々しい腕も、無意味に俺を掻き立てるだけ。
口付けて、じっくりと舌を絡ませ。
洩れそうになる声を、唇を噛み締めて堪える様は、俺の底に燻る黒い影を増幅させる。




―…もっと



この腕の中で乱れてみせて。




俺のことだけを見つめて…―。







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