love bite

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駆け寄って、臣ちゃんの隣に座って、





聞いた。

















「昨日のあれとは、なんでしょうか?
教えてくれないでしょうか?」

















広臣「は?お前、覚えてねーの?
まぁーかなり酔ってたからな、
犠牲者はかなりいた、以上
コーヒー、まだかよ、」
















「えっ?終わり?
教えてよー、臣ちゃん、お、ねがいー」
















私は臣ちゃんの服の袖を引っ張って、揺らした。

















広臣「やめろ、伸びるだろーが、
先に岩ちゃんに謝れ」
















「えっ?そこまで?
まさか、誰かにチューした?」

















広臣「そこまではいってないからよかったな、
抱きついてたな、隣にいたNAOTOさんに、
それと、その隣にいたELLYにお酒こぼして、
そして、眠くなったのか、NAOTOさんの膝の上で寝てたぞ」
















私はなんてことを、
しかもよりによって、



NAOTOさんに、

















「私、ヤバイね、
私、終わったね、私、めっちゃNAOTOさん好きじゃん、これじゃ
どうしよー臣ちゃんー」
















私は臣ちゃんにまた服の袖を引っ張って揺らした。

















広臣「やめろって、服、伸びる。
いいんじゃね?現にNAOTOさんはお前のこと好きなんだから、
別にほっとけばさ、たまたま隣がNAOTOさんなだけであってさ」















「だから言ったじゃん、臣ちゃんが隣に座ってって、
あんだけ言ったのにさ、」
















広臣「は?やだよ、
岩ちゃんの視線が痛いから、お前とは距離とるわ、そうでなくても、
付き合っているなんて…皆に思われてるんだからよ、
もう早く岩ちゃんと付き合っているって言えよ、めんどくせーな」

















「イヤ、知ってるでしょ?
付き合っているなんて言ったら、
剛典、余計に私から離れないでしょ、
四六時中、絶対にくっついているに決まってる
もう、イヤなの………」
















私は臣ちゃんの肩に頭を寄せた。

















広臣「イヤなら別れろよ、
どうせ他に好きなヤツいるだろ」
















「えっ?!
そんな、いないよー、好きな人なんて、
いないから、」
















私は臣ちゃんを叩いて、ソファーから立ち上がった。

















「今日は会議だから、早めに出なきゃ、
あっ、コーヒーは自分で入れて、
私は化粧するから、じゃ」

















広臣「……わかりやす」



















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