Love rouge

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姉のマンションについて、





部屋に入った。









美紗「なんか、暖かいの入れようか?
それか 飲む?」









姉は笑顔でシャンパンを持っていた。









私はソファーに座った。









姉は、グラスを持ってきて、

シャンパンを注いだ。









「私 未成年ですよー」









美紗「付き合いなさい!!はい
乾杯!」









姉は私にグラスを渡して、


私のグラスにグラスを当てた。









私はシャンパンを飲んだ。









美紗「あぁーあ、母さんもよくやるよね、いい年こいてさ 呆れるわ」









姉はシャンパンを飲んで 言った。









美紗「あんたは真面目に生きなよ
男なんて欲しがっちゃ終わりだからね!!一生 乙女でいなさい」









私は首を振った。









「もう遅いよ、」









姉は私を見た。









美紗「まさか、男 できた?」










私は頷いた。









姉は私を抱きしめた。









「お姉ちゃん………」









美紗「……やっぱ 似るのかな、……
あんただけは、あんただけは、」









お姉ちゃんは泣いていた。









「しょうがないよ、私は大丈夫だから、」









姉は私から離れて、言った。









美紗「男は一人だけにしとくんだよ
私と母さんみたいになったらダメ、
自分で自分を止めなきゃダメだよ、
じゃないと、一生、男から離れられないから、次から次へと、欲しくなるんだから」








姉は真剣な顔で言った。









「お姉ちゃんは、同時に二人と
付き合ったことある?」









美紗「二人?以上かな?
でもね、一人だけは、付き合ってなかったな」









「えっ?みんなとは付き合ったのに 一人だけ付き合わなかったの?」









美紗「うん、なんかさ、周りは付き合ってるような噂が流れてさ、
否定せずそのままかな、」









「私も知ってるひと?」









美紗「知ってるもなにも、あんたが大好きだった たぁーくんじゃない」









「えっ?!たぁーくん?」









たぁーくんと姉は付き合ってると思っていた。









なのに、付き合っていなかった。









私は不思議に思い、姉に聞いた。









「それはどうして?」









美紗「うーん。TAKAHIROはね、
私を守ってくれたの、あの時ね、
誰にも言えない恋をして、TAKAHIROにバレてね、TAKAHIROが止めたの、やめた方がいいって。でも私は止めれなかった。離れたくなかったから、
それで、相談に乗っていくうちに
噂が流れてさ、付き合ってるみたいになって、その人にも届いて……
別れを告げられたの、」









お姉ちゃんはシャンパンを飲みながら

話してくれた。









私は胸が苦しくなった。









いまの私は、昔のお姉ちゃんだ………









もし、タカくんにバレたら、



どうなるの……?









「…………」









美紗「それからかな、可笑しくなったの……
男を何人求めても、満たされなかった。そんな私をTAKAHIROはみていた。私は見られたくなくて、
TAKAHIROと会うのをやめたのよ、」









お姉ちゃんは、泣いていた。










美紗「だから、紗羅、男は一人だけを愛しなさい、その人だけにしとくのよ、何人も求めちゃダメ、求めたら、堕ちていくから………」









一人だけを愛せ………









姉はそう言ったけど、









私はどっちを愛せばいいの……?









どっちかに別れを告げられる……?









無理よ………









別れられない………










もう………









堕ちれば………いいや………











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