Love rouge
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私は急いで、スマホをもって、
学校を出た。
そこには姉が、腕を組ながら待っていた。
美紗「遅い!!」
「ごめん」
姉に会うのは、1年前 以来だ。
感じが変わっていた。
また、一段と綺麗になっていた。
美紗「昨日のこと、説明してくれる?どういうこと?」
姉は、サングラスを外して、
怖い顔をしながら言った。
「………その、皐月にね」
美紗「言い訳はいいから!!
本当のこといいな!皐月ちゃんは昨日、家に来たから。母さん、心配してたよ…あんたは真面目にしてよ。
あんたぐらいは……」
「………たぁーくんのとこに行ったよ。」
美紗「……………」
姉はたぁーくんの名前を出されて、
顔が曇った。
たぁーくんは、姉の元カレだ。
私には兄のような存在だった。
美紗「………うそばっかり、とにかく!!迷惑かけないようにしてよ!
今日は早く帰って」
姉は、たぁーくんの名前を出されたら
すぐに逃げる。
姉はサングラスをかけて
逃げるように帰った。
私はため息をついて、学校にまた入った。
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