..xoxo..

□5 私………好きだ………
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アイツ………何にもわかってねぇ……










俺は葉月に全部話して、ショウの部屋で

ショウを待った。










前みたいになってたまるか。










“ガチャ”









ショウが帰ってきたみたいで、

俺は缶ビールを飲んだ。









ショウ「なにやってんだよ」










ショウが呆れたように言った。










ケイジ「……タバコ、くれ。置いてきた」









ショウは俺にタバコを差しだした。









俺はタバコを加え、火をつけた。









ショウは冷蔵庫から水を取りだして、



俺の隣に座って飲んだ。










ショウ「悪いな。葉月に言ってくれて、助かった」










ケイジ「どうせ…誰かに預けることできねぇだろ」









ショウは水を机に置いて、タバコに火をつけた。









ケイジ「お前……本気なのか……」









ショウ「何がだよ」









ケイジ「葉月みたいに……助けるつもりかよ」









ショウ「助けなきゃ、誰が助けるんだよ」









ケイジ「お前……わかってんのかよ。昔みたいに行かないんだぞ!俺らで何ができるんだよ。しかもアイツ…男知らねえぞ」









ショウ「!!だからなんだよ。ただ、アキラがいないだけだろ」









ショウは一瞬、驚いた顔をしたけれど


また顔をしかめた。










ケイジ「俺は怖いんだよ……」










ショウ「大丈夫だよ………俺がアイツを守るから」









ショウはその瞬間………









顔つきが変わった………










まさか………お前………










ケイジ「お前………アイツにマジなのか?」









ショウ「バカか、お前は」










ショウはタバコを消して笑った。









イヤ………










絶対に………










本気だ………










ショウ「協力……してくれ。頼むわ
アキラも救えるかもしれねぇだろ」










ショウは俺を強い眼差しで見た。










俺はその眼差しに断ることができなかった。










ケイジ「………わかった。明日アキラに会うぞ」










ショウは少し笑った。










俺も笑って、缶ビールを飲んだ。











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