..xoxo..

□3 迷惑かけたくない
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ショウさんもケイジさんの後を追うように建物に入った。









私も着いていくように建物に入った。










中に入り、ショウさんの後をついていく。










部屋のような中に入って、私も入った。









「!!!」










見知らぬ男の人がたくさんいた。








3〜4人が立っていて、
アキラさんがソファーに座り、

知らない人が真向かいに座っていた。









私はどうすればいいかわからず、
立ち尽くしていた。









「おい。こっち座れ」










アキラさんが私を呼んで、私はすぐに恐る恐る、
アキラさんの隣に座った。









「アキラ、コイツが莎優の妹か。親は自殺。コイツが払うのか?」









「…………」









真向かいに座る人はタバコを吹かしながら、私を見ながら言った。









私は視線が痛くて、俯いてしまう。









「店に連れていったんじゃねえのか。店の店長、怒ってたぞ。高校生だから上玉なのに、勝手に帰した、と」










「…………」









アキラさんは何も言わず、重い空気が広がっていた。









“ドンッ”







「黙ってねーで、何とか言え!!!」









「!!!」









真向かいに座る人は急に前にある机を蹴り、
怒鳴った。








一瞬のことだけど、びっくりして、

肩が震えた。









「………アキラが肩代わりするってよ」









重い空気の中にケイジさんが言った。









「なにバカなこと言ってんだよ!!お前も借金あるくせに払えるわけねーだろ!!コイツは店に売るからな」









「ケンチ」









アキラさんはふと低い声で誰かの名前を呼んだ。









「お前は何もしなくていいんだよ。後は俺が引き受ける。おい!!」









「はい!!」









「アキラ、行くぞ」









ケイジさんがアキラさんを呼んだ。









あぁー………









結局………










私は………











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