Love rouge
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家について、
玄関を開けた。
その瞬間、淫らな声が聞こえた。
私は急いで玄関を閉めた。
最悪だ、
母が男を連れ込んでいる。
玄関の前で座り込んで、考えた。
こんなんだったら、たぁーくんの家に行けばよかった。
明日は学校が休みだ、
けど、服がない。
家にも取りにいけない。
どうしよう………
?「紗羅、なにしてんの?」
姉の声がした。
私は顔をあげた。
美紗「なに、泣きそうな顔して、」
「しっ!中、」
美紗「また母さん、男連れ込んでんの?どうせ客でしょ、
まぁーいいけど、あんたこそ別に気にせず、入ればいいのに」
私は首を振った。
美紗「ならうちに来る?
ここにいてもしょうがないでしょ」
私は姉の言葉に小さく頷いた。
しょうがない………
行くあてがないから、姉の言葉に甘えよう……
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